あんだろ紹介 |
あんだろ、とは あんだろとは「Under the Rose」という 船戸明里 原作の 幻冬舎Web Comic スピカ連載作品です。 現在、Web Comic スピカ(毎月28日配信)に連載中、単行本は1〜3巻まで発売中 19世紀英国を舞台に、伯爵貴族のロウランド一家が織り成す成長と愛憎の物語。 船戸先生の公式サイトはこちら ストーリー (全て単行本粗筋より) 一巻・冬の物語 "お前の母親を殺した女を撃て" 19世紀英国。没落貴族である侯爵家の娘・グレースは愛人のロウランド伯爵宅で謎の死を遂げた。彼女の息子ライナスとロレンスは実父のロウランド伯爵に引き取られるが、ライナスは母の死にロウランド家の人々が関わっていると疑念を抱く。 真相を究明しようとするライナスの孤独な闘いが始まった――。 二巻・春の賛歌 "汝、姦淫するなかれ" 19世紀後期の英国。アーサー・ロウランド伯爵は、子供たちのために新しい家庭教師を迎え入れた。 レイチェル・ブレナン。清らかで美しいその女性を見た子供たちは、何故か彼女と打ち解けようとせず冷たい態度を取る。戸惑いながらも真摯に彼等に向き合おうとするレイチェル。 その姿を、ロウランド家の次男・ウィリアムがひとり冷たい視線で見つめていた――。 三巻・春の賛歌 "ねえ、先生貴女なら「大丈夫」でしょう?" 19世紀英国、ヴィクトリア女王の時代。 ロウランド伯爵の子供たちの家庭教師に迎えられた牧師の娘・レイチェル。 彼女を待ち受けていたのは、貴族の館での苦悩の日々だった。雇い主であるアーサー・ロウランド伯爵の愛人関係、次々と女中と関係する長男からの誘惑…。 しかし、そんな試練もすべて神が自らに与えたものと受け止めたレイチェルは館の古い価値観に立ち向かい、しだいに教え子たちの心を開いていく。 ただ一人の心を除いては――。 四巻・春の賛歌 "堕ちてしまえ―" 19世紀英国。貴族が貴族たりえた最後の時代。ロウランド伯爵家の貞潔な家庭教師レイチェル。 彼女は、次男ウィリアムの纏う暗く冷たい闇に絡めとられ、諍うかいもなく幾度も辱められる。背徳の罪に絶望し、 闇から逃れるためにさらに深い暗黒の淵に没しようとするレイチェル。だが、彼女は知る。 ロウランド家の闇は、ひとりウィリアムのみが纏うものではないということを――。 五巻・春の賛歌 "嘘ついちゃった" 19世紀後期の英国。長期滞在の客を迎え賑わうロウランド伯爵家。臥せる女主人に代わって賓客をもてなす美しき家庭教師レイチェル。彼女の手によって、光あふれる庭には、さんざめく人々の集いと子供たちの笑い声が満ちる。それはウィリアムに忍従するしかなかった彼女を解き放っていく。幸福な情景にレイチェルは、雪間に萌す若芽のごとき微笑を浮かべるのであった。 キャラクター アーサー・ロウランド…伯爵。医者。嫡子・庶子合わせて8人の子をもつ アンナ・ロウランド…伯爵の正妻。4人の息子と1人の娘を生む アルバート・ロウランド…ロウランド家の嫡男。大学生(長男) ウィリアム・ロウランド…伯爵と正妻の2人目の子(次男) グレゴリー・ロウランド…伯爵と正妻の3人目の子(3男) アイザック・ロウランド…伯爵と正妻の4人目の子(4男) グレース・キング…侯爵の娘。伯爵の愛人。ライナスとロレンスの母親 ライナス・キング…冬の物語の主役。キング家の長男(5男) ロレンス・キング…伯爵とグレースの子。庶子(7男) マーガレット・スタンリー…伯爵の愛人。ヴィンセントとディックの母親。医者 ヴィンセント・スタンリー…伯爵とマーガレットの子。庶子(6男) ディック・スタンリー…伯爵とマーガレットの子。庶子(8男) モルゴース・ロウランド…伯爵の姉 レイチェル・ブレナン…春の賛歌の主役。ロウランド家の家庭教師 私的語り 船戸先生の繊細なタッチで描かれる愛憎劇。画面の美麗さは言うまでもなく、 感情表現の巧さが秀逸。色々と穿たれて描かれた作品なので、本編読後に 先生の後書(公式サイトにて)を読んだ時の感慨も一入。あんだろは、はにろ(Honey Rose) という作品に続くのですが、はにろはあんだろの10年後の世界のようです。 あんだろ連載後にはにろが復刊するらしく、益々楽しみな所。 ぜひあんだろをご一読あれー 戻 |