ミュージカル感想 |
〜輝いて見える〜 デスノミュージカルに結局激しく夢中になってる奴??ww(わたし)良いの…10年経って供給があることが奇跡だし…… デスミュ最高!!!!!なんかこうじわじわどこまでもハマっていく感じがあって怖いんですけどデスノミュージカル……底なし沼か…穿てば穿つだけ更に落ちていくアレ。早く円盤出して?まずはCDだけでも良いからさ…… 【全体感想】 ■デスノとミュージカルの親和性、結構半端無いww思えば映画もアニメも過剰なまでに音楽演出に力入ってたしな〜〜ドラマティックに歌い上げる!演出が通常運行と言うか…。てっぺーちゃんが「Lが何故歌うと思われたら舞台が終わってしまうのでそこに説得力を持たせる芝居をしたい」みたいな事を言ってたけど、そういう意味では何も違和感はなかったww ■「死神が人型」というのが新しい感じで凄かった〜〜〜!!舞台制約の不可抗力でそうなったのは分かるんだけど、レムとリュークが人型だと言うだけでこんなに全体のイメージがガラリと変わるんだな〜と思うと不思議。お耽美度と残酷度合いが上がって、理不尽度合いは下がった……ってかストレートに言うと無駄に死神ズとキラ2人の絡みにドキドキさせられる羽目になったね! ■舞台セットもかっこよかった〜サイバーな演出とか「名前を書く」所とか。回転舞台?は割と上手く使ってた感じ ■大まかなストーリーはやっぱ知ってる前提かな〜とは思ったけど、最早まっさらな状態が分からな過ぎて判断付かない(…) 【各キャラ】 ■夜神月 ダブルキャスト2人で比較すると、浦井君は原作月に比較的似てて、柿澤君は月が「一人の青年である」ことが強調されてる感じ。 浦井君は意識しているだけあってハムレット的、というか、新世界の神を標榜する月を通じての「正義・生かすべきか殺すべきかをどう判断するのかという善悪の問題」提起を投げかけるという意味で「原作のテーマ」に寄り添ってる感がとても強い。 柿澤君はどちらかと言うと、本来自分の中の鬱屈にいつかは折り合いをつけてある程度平和に生きていけた筈の月が、デスノートという力を手に入れ、正義とどう向き合うのかという問題に直面してしまった……という一人の青年の葛藤、の方に軸足が置かれている感じ。問題提起をしているのはその正義論そのものよりそんな青年が共感を得られる鬱屈した現代日本、みたいなそっちの方。 大きな括りでは同じ話だと思うけど何となくアプローチの差を感じるな〜全く同じ歌と脚本なのに、何故か差を感じるの面白いし凄い…。あーどっちも大好き!! 交互に見続けたい。 二人とも「夜神月」が、Lやリュークと比べて「キャラ立ちしてない」と思って模索してる(※パンフレットより)から多分こうなるんだろうな〜?あんなに濃いキャラなのに、と一瞬思うんだけど言われてみれば確かに別に月に揺るがぬ地盤って無いんだよね…不定感結構強い。流石の役者視点。「原作とミュージカルでは(脚本で描かれる月の)人物像も違う」という事実を、二人とも割と細かく吟味してる感。原作よりミュージカルの方が繊細で揺れる感じが強調されてるかな〜?そういう人物描写の仕方では古典ミュージカル的、という大きな括りに入るのかもしれない。あー面白!! ■L てっぺーちゃん凄いなww声張りすぎな感も多少あったけど上手いしこれまたLそのもので何の違和感もなし。ただ元が童顔だからやっぱちょっとカワイイよねwwL座り+猫背ウォークは生で見るとほんと大変そうだった。月たんと2人で「追いつめ合う二人」的な掛け合いを謳ったシーンとか、2人綺麗にハマってて良かった! ■ミサミサ アイドルを地でいってたスゲエ……アイドルとしてのライブシーンがあるんだけど、ああいうの楽しめるならアイドルのライブとかいってみようかなって思いました(?)あと拘束尋問シーンがエロすぎてやばい。ちょっとこれ全年齢でいいのかな??って思ったけど映画の時も思ったなそう言えば… ■リューク 多分間違いなくこの舞台1番の空気の支配者なんだけど、これまた難しい役にしたなあと言う感じwwギャグの軽快さは大絶賛したい。ストーリーの面は後述で。歌は文句なくかっこいいね…てかこの舞台劇団四季出身者多すぎやろ ■レム そして間違いなくダークホース1番はレム。一人だけ歌の調子?ジャンル?レベル?何でもいいけどその辺が違うww濃厚な宝塚感……耽美すぎて吃驚したわ!! ■粧裕ちゃん クッソ可愛い…かわいい!粧裕月が死ぬほど大好きなので、「私のヒーロー(=お兄ちゃん)」みたいな歌歌いだした時には嬉しさで昇天出来るかと思ったレベル。 ■夜神パパ パパもまた違う意味で舞台が違う感じはあったwwまあ映画からのキャラだし違和感は元より皆無なんだけど、どことなくトーンが西洋貴族(??)でもやっぱ夜神親子のすれ違ってる感じは絶望的すぎてその凄惨さにぞくぞくしたよね…「正しく心やさしい息子がキラである筈がない」みたいなナンバーがあるけどミュージカルの月単は確かに「心やさしい」感じなのでその悲壮感が弥増す感じ…。 【ストーリー】 <1幕> ■「オーバーチュア」(OP) 40秒カウントダウンからのスタート! ■「正義はどこに」 初っ端からかなり面白いナンバー。高校の教室で正義とは何かを語る月くん。原作の高校月たんは無気力感溢れてるけど、真面目な優等生、ちゃんと議論に参加してるね! 法律の遵守こそが正義、みたいな教師の話がスタート。サイコパス(特に1期)の議論思い出すなあ…。人間はあらゆる動物の中で最も高貴な存在だが法と正義が無くなれば最も最悪な動物となる。とかさり気なく割とすごいこと言ってる先生。 それに対して月たんは「法と正義は別物で、互いに縛りあってるだけだ」と反論して持論を展開するものの、その机上の言葉遊び感がたまらなくクール。正義って言葉の定義を真剣に考える位には真面目なんだけど、その存在証明のもととなる「力」を持たない高校生の青さ全開で最高。 「こんな議論が何になる、正義など無駄だ概念だ」って諦観というか、はいはい分かってるよ、と諦めて折り合いを付けたいのにつけられない感じ?更に「正義とは儚過ぎる夢」とその無力さそのものを嘆く月たん、(彼にとっての)正しさを志向する幼稚な夢想家、という感じが綺麗に表現されてるなー 「正義とは時の権力者・指導者の決める基準」だから「真の正義を求めるなら正しい指導者」が必要だ!→「正義はどこだ!」というクラス合唱が続いてキラへの分かりやすい下地作り。 更にこのナンバーがその後キラ賛美のナンバーとして繰り返される構成は自然だし上手い! 悪は野放し、周知の事実だ、と月たんの厭世感もガッツリイン。先生が「君の正義を探せばいい、広い視野で正義を探せ」と己の心に悖ることなかれ的な大人の教えに方向転換するも「それになんの意味がある、」と一蹴するあたりはわりかし絶望が深い。魅上照の幼少期思い出すけど、正義を表明すると「笑われ無視される、そう永遠に」という軽んじ方をされる、その現代感の中で「退屈の中で正義は遠すぎる」という感覚はストレートな冷め社会の鬱屈が表現されてて秀逸。 ■「哀れな人間」 そんな人間界の次は死神界の描写〜〜 リュークんが爛れたダンディ、レムが宝塚的美形なのでやり取りが激しく耽美…人型の死神の罪半端無いね!奈落から2人が這い出してくるんだけど良い感じに気だるいってか不気味。と、割と雰囲気作りに目が行っちゃうけど、ここのナンバーがさり気無くきちんとテーマを歌ってるあたりは流石に抜かりない構成。 タイトル通り人間の業の深さを哀れがるナンバーで、そんな人間に疑問を投げかけ理解できない、というレムと、それは人間がそういうものだからさ!と言い切るリュークにその後のスタンスの差が明確に表れてる感。 「所詮その目には真実が見えない」「指を零れる砂を掬い続ける/脱げない靴を履き踊り続ける」みたいな人間というものを揶揄するフレーズが凄い印象的。でもってレムからドストレートに「愛なんて不確かなものに身を投じて/自分の夢に騙されて」何故?みたいな問いが投げかけられ、それに即答で「馬鹿だからさ!」と哄笑するリュークの図が凄まじい対比。 しかも「人間のその命、死神の手の中」は矢鱈はっきり明言!怖いね〜やだね〜〜(ぞくぞく) 最後にリュークんがわざとノートを落として場面カット。 ■「できるものなら」 月たんノートを拾って、なんだこれww昔懐かし不幸な手紙かよwwみたいな例の嘲笑(かわいい) さらーっと幼稚園立てこもり犯を殺してみるテスト。(出番カットにより原作映画アニメを経て、シブタク初の生き残りルートだね!やったね!) ここで「"デスノート"の名に恥じない裁きを」してみせろ、と歌い上げるのクッソかっこいい…!こういうさりげない上から目線が似合うのが月たんの魅力。そして「(幼稚園の)人質を助ける為に」と言った後に「なんてね♪」って挟むお茶目演出が入るのがこれまた超ずるい。可愛すぎるし………しかしそんなお茶目な高校生もここで最後か(早)と思うと悲しいね 。 最終的には「出来るならくれ、僕の手に(待ち望んでいた)正義の力を」、というのが「出来るものなら」が掛かってくるフレーズ。 正義はどこに、と併せて(現実感の無い、誰でも思う範囲で)正義の力を求め、かつ(人より強く)正義の世界の実現を願っていた、感が重ねて表現されて美しい。 そしてあっさり音原田さん死亡。人殺しになってしまった…!とショックを受ける月たんの下りは原作通り。 ここで捜査本部の面々初登場で、死刑囚が何人も殺されてます!とさり気無く数日の時間経過。 ■「デスノート」 監督が(月の)ハムレット的な描写と表現したテーマがコレ。タイトルを冠してるだけあって繰り返し出てくるけどほんと心に刺さるやつ…… 「世界が輝いて見える」みたいな希望に満ちた今後の展望と 「そんな馬鹿な耐えられない、(罪の意識に)だけど負けるものか/悲鳴を上げる精神力/痛みを超えよう/出来るのか僕は」みたいな葛藤が繰り返される。 こんなもの捨てるべきか?でも腐った犯罪者は死んだほうがマシだ!っていうウロウロ。 デスノートは最初に月が「覚悟も無く人を殺してしまった」ことから始まってるので、ほんとここの葛藤大事なテーマだよな〜と思う。勿論待ち望んでいた、というのも嘘ではないだろうけど、不幸の手紙かよwwとか言ってさらさら書いたら本当に人が死んじゃったわけで、罪らしい罪なんか犯したこと無かったのにいきなり人殺しという最大級の罪を犯した彼が、そこの罪の意識に必死に自分が納得する理由づけをして無理矢理後の進む道を規定しちゃったのが、本来悲劇的なんだよね……滾る() 最後には「誰もが笑顔溢れる世界のために、このノートは世界を救う力を持つのか!」「犠牲は覚悟の上だ」「正義はこの手に委ねられた/やっと手に入れた自分の全てをぶつける価値のあるもの」と決意を歌い上げて「新世界の神」を名乗るところまで一気に上り詰める演出は劇的でとっても良い。 ここの素直にアツい感じの熱唱が、この後繰り返されるたびに悲壮感を帯びていくのほんとになーーー。心優しき人々の為に全ての悪を裁こう、っていう妙に稚い理想が響く。 でもって再度捜査本部の場面。 犯罪者が死んでる〜という話題に、捜査員の一人が「クズを一掃したとも言えるな!」とストレートに言っちゃうのがこのテーマの闇の深さを正しく表現してる感じ。 「凶悪犯罪者だけが死んでる」ニュースに対して、ポジティブな反応を返すのはある意味当然だしなー。有耶無耶にされるけど、このデスノート基本テーマは幾らでも議論に耐える題材だなぁと改めて再認識(ここで?) その後夜神パパが「(方法がグレーであんま頼みたくないけど)Lに頼むしかないな」という流れでLに依頼が行く流れはちょっと意外。 ■「キラ」 リュー君から見た「キラ」のナンバー。 部屋でうっきうきノートを眺めていた月たんとリューくんの初めての邂逅シーン。大げさに驚いて、幻覚か!?と慌てふためく月たんはべりーきゅーと。そして3回目の時は休演日の次の日?だったからか凄いアドリブ多かったwwww掛け合いが可愛すぎて吉田さんもカッキーも割と素で笑ってたww 「死神に取り付かれた人間は地獄を見るっていうぜ?」という後の展開を考えるととっても笑えないセリフに続けて、「お前が死ぬ時には俺がノートにお前の名前を書く、それが死神と人間の絆」トークで止めを刺すスタイル。 ノートに触ったら死神見えるよ!設定の説明に粧裕ちゃん登場。月たんの大学合格祝い!って名目で、ミサミサのライブチケットを持ってくる。リューク来た時もう東大受験終わってたのね?じゃあこの時3月か。そしてここの兄妹やり取り可愛すぎてだな… 「ライブ…気持ちは嬉しいんだけど(興味無い)」 「一緒に行くの!行かなきゃダメ!絶対凄いから」 「ハイハイ分かった、行くよ。凄いのね(苦笑)」 みたいな感じで甘々(昇天) シスコンとブラコン最高か!この美形兄妹、絶対プラトニックなのに限りなく怪しいラインまで突っ込めそうで怖い(妄想) 粧裕ちゃん退室後に改めてノートを見つつ、「これだけの 名前を 人間の 書いたのは 1週間で 初めてだ お前が」的な倒置法を駆使しまくったリューくんの感嘆台詞毎回笑う卑怯wwwwそれに対して、さっきまであんなに驚いて慌ててたのに、パソコンみながら、見てごらんリューク♪と早速名前で呼びかける月たんの順応力は割と半端無い。僕はこう呼ばれてる、 「キラ、救世主だってね」 僕には使命がある!学年1の優等生である僕を選んだんだろ?という月たんにちげーよww偶然だよwwと笑うアレ。 あんま流れと関係ないけど、この無邪気な月たん面白いな?。僕は選ばれた!という意識はなんていうか月たんなら全然そう思っておかしくないけど、逆にだからこそ傲慢さが強まるというか。 こんだけべらぼーに頭が回る子で、学校は勿論、捜査協力とか学生には中々手に入らない自らの力を大人の世界で誇示できる窓口、も既に持てていて、選民意識、というか自然な区別は元々持ってる筈。そんな子なので、よくある「何事もない平凡な状態」からの超常現象による「選ばれる主人公」像があてはまらないんだよね?既に選ばれてる立場に居るわけで。 それでも本人は現状に退屈という形での不満を持っていて、それを打開するデスノートを過剰に歓迎するわけで、そんな贅沢な無い物強請りの我儘が叶えられた状態に本人が無自覚なのが傲慢。欲しかったものを手に入れた!という喜びは子供が玩具貰った時とあんま大差ない種類で、そういう行動の稚さはLさんと通じるね! でもってノートを落としたのはまぁ退屈だったからさ。と答えるリューくんからの「キラ」ナンバー。 「キラ、まるで救世主、其の正体はただの餓鬼」という主旨の歌で、それをリュー君が歌うの最高に皮肉だし、ほんと酷いな〜そこがデスノートで最高に面白い点だよな〜〜と大歓喜。 記憶を飛ばした白月とLの関係性考えるときもよく引っ掛かったけど、高々18歳の夜神月、という個人にただしく等身大の評価を下せるのは作中ではリュークしか居ない気がするからな。キラ、ないしは良くできた家族の顔は多面性とは言えるけどそのものでは無いし……。 「(キラになって)自分が世界を変えたと思ったか?変わったのは"名前"だけ」 「救世主はお前じゃない、世間が作り上げた、(キラの偶像、という言葉はあえて省かれる)」 無力な青年である本質は何も変わってないのにな!担ぎ上げられて馬鹿なやつ!みたいな(穿ち)割とえぐいところまでぐっさり刺していく感じ。しかもそのナンバーの間、分かりやすく物理的に、リューくんの手でくるくる踊らされて振り回されて放り投げられる月、な表現されててどこまでえげつない演出だよ……すっごいな…… 最後に奈落から投げ上げられる林檎をキャッチして終わるんだけど、2回目の舞台ではキャッチ失敗してて、笑ってしまったww柿澤君も思わず笑ってたww吉田リューくんのダンディなアドリブ挟みつつ無事終了。 ■「恋する覚悟」 リューくん朗々たる皮肉ナンバーからそのまま、ギラギラぴっかぴかのライブステージに早変わり。 「大好きなヒーローに捧げます☆(きゃるん)……キラに(真顔)」という宣言からミサミサのライブ開始ー!!という感じで、バックダンサーとかもついてガチなアイドルライブ演出。結構凝ってて手拍子乗せる感じのあれで楽しいww 「覚悟を決めて今、/愛に溺れましょう」とタイトル通り、がっつりミサミサキャラそのもののナンバー。 ■「私のヒーロー」 あーーやっぱり粧裕月大好きなんじゃー(大の字) ミサミサライブを見終えて出てきた夜神兄妹の場面。会話がもーーかーわーいーいー。ニュアンスはこんな感じ。 「お兄ちゃん、本当はこういうのあんま興味無いよね、来てくれて有難う」 「(ちょっと慌てて)いや結構感動したよ、とくにあの、キラに捧げますってとことか、あれ最高だった」とついついダブルに本音ポロリな月たん。迂闊可愛い 「あれ、私はやだったな…」(かわいい) 「や?」(かわいい) 「キラのやってることって絶対間違ってると思う」 「間違ってる?」 「何でも法に則って裁くべきだって、お兄ちゃんが教えてくれたんじゃない。キラは正しいことしてるつもりなんだろうけど、間違ってるよ」 「……じゃあキラにもし会えたら、…話が出来たら、そしたら何て言う?」 「…やめてって本気でお願いする…もっと深く考えて思いやりを持って……そう、お兄ちゃんみたいになってって言う!」 なんですかねこの流れ。(瀕死)ドストレートに抉ってくるねもう大好き!お兄ちゃんみたいになって、の所で思わず表情固まる月たんべりきゅーと そして私のヒーロー、という名の「お兄ちゃん凄いよ大好き」ナンバーが始まり、もう興奮死。 「大切なものをいつも見失わない人/その笑顔で立ち向かう勇気をいつもくれる」と怒涛ですわ怒涛。 そして更にスパイス効き過ぎなフレーズが「魔法だって使えないけど理想のヒーロー/強さより正しさを大事にする人/不可能だと思う事も諦めずに立ち向かう人」という魔法みたいな強大な力を使って自らの正義を行使しまくってる状況への痛烈な皮肉。一人の青年としての月へのポジティブな評価が、そのままキラ批判どまんなかなのは本当うまいなー! こいつお前のこと誤解してるなwwと途中リューくんに笑われるシーンもあるけど一貫して月たん気まずげに無言。でもって更にこの後の演出がえぐすぎて監督にこの時点でスタンディングオベーション(早) 歌の最中にライブ終わって休んでる感じのミサも舞台に出てきて、粧裕ちゃんと2人で「私のヒーロー」を唱和、その時のフレーズが「泣いている人を見捨てたりしない どんな時にも」で完璧に、そんな優しいお兄ちゃん、と、裁きを下してくれた神としてのキラ、のダブルミーニングでえっぐい!! しかも前で女の子2人が歌ってる所で、その後ろ、舞台中央でリューくんのマントの中、腕に包まれてる月、という色気MAXすぎる立ち位置。ほんとなんなのここ…???…ちょっと意味が分からないくらいMOE凝縮されてるよね… ?? というかリュー君が人型のせいで、腕に包むの無駄に耽美だからやめてほしい(いいぞもっとやれ) ■「ゲームの始まり」 女の子2人の熱唱に答えを返せない月たんのまま場面転換。そしてきましたLIND・L・TAILORさんのシーン。 「お前は悪だ!」に「ぼくが悪?これこそが正義だ馬鹿が〜」と割と余裕綽々でノートにサラサラ書いちゃう月たん。 ここの激昂具合は、(激おこ)原作>>アニメ>ミュージカル>>映画(余裕)、って感じかなwwてかここリュークんと月たんいちゃつきすぎだからね。腕は回すわ頭は撫でるわ小突くわ、始終スキンシップしまくってて二人でコロコロ笑いまくってるのクソ可愛い。 殺してみろ!でLさん初登場からの、Lさんの歌うゲームの始まり、ナンバー。いや〜このナンバーのLさんドSですわ………怖い!かっこいい!!! 「これはゲームだ賽は投げられた」と完璧ゲーム感覚。 しかもなんかこう超越者の余裕バリバリで「(これは)相手に影を踏まれたほうが死ぬゲーム」 「お前が振りかざす理想は偽りの十字架だ/物事の上辺を薄くなぞって全てを理解出来たと思い上がって救世主を気取っているのなら、目障りだから遊んでやろうか」 と更に続ける始末。こ、こええ!極めつけが 「この世のルール思い知らせてやる」 最高です!!L月のLさんの基本スタンスはこれ(幼稚な正義で必死に神を気取る子供と、もっと冷めた目線で世の理を説きつつ実のところ行動原理は近しく幼い)だと思ってる派なので大歓喜。でもミュージカルのLさんの頭脳線的活躍ってもしかしてここが最高潮じゃね?あれ?(…) 最後に「命を玩び、(人殺しの罪への)畏れを投げ捨てて愚かな者よ」というキラ評価が入るんだけど、ココはなんともLさんの自己批判半分な感じだなぁ……(笑) Lさんのサイバー演出のためのモニターセットの画面が、一気に真っ赤に染まってKIRAコールで場面変換。こういう演出はやっぱうまいね! 自室でノート書きまくる月たんに 「Lに一発くらってからずっとそんなんじゃないか」 「何もくらってなんかない」 「あれ?地雷踏んじゃった?」 とこのあたりのやり取りコミカル可愛い。 ■「一線を越えるな」 林檎禁断症状と退屈で死にそうと暴れまくるリューくんくっそ面白いけどラスト考えると笑みも引き攣るね! 「…今忙しいんだ、分かるかな?」とそれにやさし〜〜く諭しにかかる月たん激カワ 。カッキーアドリブMAXの時は「分かりまちゅか?」って幼児語で聞いてて爆笑したww吉田リュークもつい、やるなお前wwって返してたしカッキーナイスww 「よく腱鞘炎にならないな!」とみんなが思ってた疑問を投げかけるリューくん Lを地獄に叩き落としてやる!からのリューくんによる「地獄なんてない、死は平等に無」トークはちょっとアレ。 天国も地獄も無い、生きてる間の所業なんざ何の意味も持たない、って話に「そんなこと知ったらガッカリする人間が大勢いるな」と評したところに夜神パパが部屋に訪ねてきて月たんとお話。タイミング皮肉ゥ!!宗教家的な前提で話をしてるんだろうけど、(ガッカリする人間の中に入るだろう)善良な人間、という侮蔑と賞賛の入り混じった評価を、月たんがまず下すのはババ相手だからねー。。そしてここの内容つらい……… 入学式で新入生代表で挨拶なんて凄いな⇔父さんこそキラ捜査の最前線なんて凄いよという所からの、ねえLってどんな人間なの?キラ捜査どうなの?と月たん全力でパパに甘えつつリサーチ。 LIND・L・TAILORの件を引き合いに出して「今回の事件ではああいう方法でも仕方ないんじゃない?」「いいや断じて許されない、今日は(Lは)一線を越えた」と意見の相違を真っ直ぐ描いてから、パパの「正義論」に月たんの「正義」を重ねる神ナンバー。 ここの掛け合い本当熱い!!! 「ことの本質は人を殺せる其の力だ/(そんな力を手に入れてしまったキラは)人として呪われている」 と評しつつ、「一線を越えれば必ず自分を失う、心の中の神に背けば二度と自分を取り戻せなくなる、罪の炎に焼かれ苦しみの中果てるだろう」 だから自らの揺ぎ無い正義を貫いて「何にも惑わされず自らが(自律、規制としての)神になれ」と訴えるパパの流れ激しく残酷! 「分かってる、その背中を近くで見てきた、”自分を貫く姿勢”受け継ぐつもりだ」と返す月たんの「分かってるけど意図的にズレてる」ダブルミーニングがまた酷い(最高) 「この胸の正義だけは守りぬけ」という掛け合いも意味はすれ違ったまま、最高に真摯な響きで続く。 パパ「神になれ(自らの内なる規制を持て)」 月「神になる(新世界の神に、)」 うーーんすれ違いぃ!!デスノートが家族物語とは良く言ったものだなーと思います…(瀕死) ■「秘密と嘘」 Lたんの王様椅子登場〜〜ほんとあの椅子絵的に映えるよね… ここの場面の舞台作りが最高にかっこよくて、左手に捜査本部、中央奥手にLの椅子、右手に月の自室が同時に配置されてて歌と照明で切り替えていく感じ。 途中で歌いながら月たんがLの背後に回るシーンとか、こういう同時性は本当舞台ならではという感じ。他のどの媒体でも違和感あるけどこれはほんと美しく流れてかっこよく映える! Lさんが「お前との距離はどれくらいか/名前のほかに何が必要だ」と歌い パパは「お前(L)のやり方(捜査方法)は受け入れられない、キラを道連れに地獄に落ちるつもりか」と返して 「秘密と嘘の仮面を剥がせば仲間の顔に疑惑の影が」とLと警察の対立構造でまず1つ そのまま続けて月たんが自室で僕には使命があるんだ、と宣い、 リューくんに死神はノート書くときそんなこと考えねーよwwと嘲笑され僕はもっと考えて仕事をするんだ、返す流れで死神の目の話が初登場。 死神の目の代償を聞いて「ふざけるなLなんて目無くても余裕で倒す」的なことを歌いつつLの背後に回って、「秘密と嘘を自由に操り追い詰めてやる、死ぬのはお前だ」とLと2人で歌い上げてLとキラの対立構造の2つの対立構造のナンバー。 だからこそこの三角配置の舞台にピッタリで演出美しいなあ…という感じ。 でもって死の時間を操れる云々の話で「授業時間を避けてるから高校生!」説が出るけど良く考えるとこの舞台だとこれ本当はおかしいよなwwノート拾った時にはもう月たん「大学に合格」してるってことは授業とっくに終わってるよね多分wwずっと春休みなんじゃないのww まあともかく1時間に1人殺してから、(頑張って捜査してるのにLに疑われたりしたら)「刑事たちマジギレするなww」とフランクに笑う月たん(若者っぽい!!!)(謎の感動) ここで臨時ニュースでFBIが日本で捜査に入ったと匿名で情報が寄せられる、とか言うけど情報よせたやつ誰だよ……(困惑)原作と同じくわざとリークしたのかな…?でも今回この時点では監視カメラも無いし効果は謎。 でもって今回のFBIはほんと瞬殺。レイペンバーさん映画に引き続きまたも改名し「ハリー・ベル」と最早別人になるの巻。 てか殺される役所だという先入観が先立ち過ぎて違和感なかったけど、やっぱ月たん尾行とかされてたの?入国しただけで殺されるFBI可哀想すぎワロエナイ。 ハリー・ベルの婚約者を、マジ(頭が)ゆるい女でネットに新婚旅行とか式場の場所とか写真あげまくっててすぐわかったよwwと嘲笑う月たんですが「キーワードで検索したら」出たよ!ってどんなキーワードだよ!!グーグル先生万能かよ! 「FBIの彼ったら例のキラ捜査で日本に行っちゃうみたいなの…式ももう近いのに心配><」位の駄々漏れっぷりじゃないと流石にドンピシャでは当たらなくないかwwまあほんとにこれくらい駄々漏れだったら頭がゆるいと称されても仕方ないな(黙) ハリーさんが新宿駅で電車に飛び込む前に、駅構内で自分で名前書く台として鞄を支えてやるレベルでストレートに書かせる荒技。てか「出発予定の電車に飛び込む」、ってぶつかる奴なのか飛び込み乗車して中で死ぬのかどっちだ? ■「デスノートリプライズ」 FBI抹殺を噛みしめつつ、「犯罪者以外」を殺して2回目の転機を迎え止まれなくなった月たん、デスノートテーマで再度の無自覚な悲壮な覚悟。 なんとハリーさんの背中に擦り寄る感じに凭れかかっての歌い出し。えっろ!! 「犠牲は覚悟の上だ/輝く世界をこの手で守るためなら」と歌い上げるアレ。 このあたりのフレーズだんだん意味合いとか言葉選びが強くなってくるの悲しいね。舞台を走って退場するときの仕草も狂気がかっててなんとも悲愴。 ■「できるものならリプライズ」 FBI全滅を受けた捜査本部の面々が、命がけでも捜査を続けるかを苦悩するシーン。ここ曲名見るまで気づかなかったけど月たんがノート拾った時と同じナンバーなんだな… 「この人生をかける時が来た、」という意味では確かに共通するナンバー。。 松田?らしき刑事の今年子供が生まれたという衝撃発言は未だに納得いかない(ひどい) ここで一人捜査本部を抜けるんだけど、そのぬける理由に「まだ越えられないその一線だけは、」とパパのフレーズをかぶせる当たり、その時の彼なりの選択の正しさ、みたいな表現が凄く際立ってるなーと思う。 ■「正義はどこにリプライズ」 でもって1幕の最後は群衆のKIRAのテーマ唱和。 「キラこそ求め続けた正義!」みたいな熱いフレーズが続く中、最初はそれを聞きつつも俯いている月たんの描写は何か印象的。1回目見た時はそう呼ばれるのが苦しい、みたいなところの強調かとも思ったくらい無表情。 でもその後には「(手に入れた正義)乾いた心を満たす熱い夢」みたいに熱く歌い上げて自らを鼓舞する月たん。ここ無理してるのかだんだん自分で自分を騙してるのか、心底冀ってたこの力!というトーンなのか、その全部なのか……なかなか難しい表現。意味深〜〜 Lさんが被せるように「救世主?ついに正体を見せたな、お前は正義じゃないただのクレイジーな人殺しだ」とフレーズを挟みつつ「我こそ正義/見せてやる真の正義を」と対比示して最高に熱い空気の中、ストーカーから逃げてるミサミサの前にノートが落ちてきて1幕終了。ここは映画と同じ切れ目だね!やっぱミサミサ出てくる所から展開第二幕なのはいろんな意味で自然な感じ。 <2幕> ■「アントラクト」(OP) ■「正義はどこにリプライズ」 キラこそ正義、のテーマ繰り返し。でもってミサとレムの邂逅。ジェラスの説明を挟みつつ、ミサの身の上話と死神の目の話まで一気に続く。キラに会いたい!!と熱望するミサに「不幸になるから会わないほうがいい」と止めるレムの構図は、実は最初からレムの葛藤の序章が始まっててアレ。 てかミサの顎に手を当てて、いわゆるアゴクイさせて話すレムさん耽美度カンスト気味。 ■「残酷な夢」 でもって凄まじいお耽美ナンバー。テーマはまさに「愛」。レムとミサが 「熱い思いそれは幻だ、愛などいつか切り裂く残酷な夢」 「熱い思いこれは本物よ、生きる意味を教えてくれた」 と二人で歌い上げるの凄まじく危ない雰囲気。 「理屈など通用しない」 「戻る道さえ失い、与え合い、奪い合い堕ちていく深く」 デスノは理論と感情の、男女の役割差が明確すぎる、みたいな連載当時にあった議論を思い出した(笑)ここまで突き抜けてると面白い! ここで捜査本部でLさん漸く捜査員に顔出しして捜査開始。良く考えたらスイーツ★ばっくばく食べてたのここだけじゃないか??甘い物足りなくてLさん大変ですね…?? Lとキラは同一人物の二重人格だって言う犯罪心理学者も居ます!L怪しすぎだろ!と宣う松田(仮)の前に姿を現し、 双極性障害のナルシストって言ったんじゃないですか〜?私キラじゃありませんよ、と言うやつ。しかしここで「キラじゃないかと疑われると思ったのでアリバイを用意しておきました」ってLさんが言うの意味分からないね!!キラ犯行におけるアリバイって何ww月たんの言う所のポテチ的なアレだよね?!それで不可能、とするのであればカメラで監視されてる月たんの犯行もイコール不可能、になっちゃうだろ…? まあそれはともかく、松田のLとかキラの人物像トークへの反論の形で始まった 、Lさんのキラの特長トークは「幼稚で負けず嫌い、貶せば食い付く子供じみた反発」評価から更に急転直下。パパの前まで歩み寄り「それは貴方の息子だ」………えっ!早!(笑)でもまあ仕方ないかww 5%の可能性です、キャンパスで接触する為に東大に入学しました★とたたみかけるLさん 「…月の優秀さに驚くだけじゃないか?」 「もう十分驚いていますよ、夜神さん」 と言うやり取りはさー……これ深堀ろうと思うと闇しか見えないけどカッコいいよねあははうふふえへへ 。。調査対象としての夜神月を、優秀な人材だと上から評価するLさんも堪らないし、パパの盲目感も最高だし、だがそこにそれぞれ透ける真逆の感情、Lさんはキラとしての穿ちすぎな評価、パパは実は月たんをL以上に上辺でしか評価できてない事実が乗ってくるからもう複合的に最高★ はい一瞬の会話でこの有り様。この二人の会話好きなんです…… ■「死のゲーム」 でもってすぐに東大入学式〜1回目見た時は男の人だったけど学長が女の人になってる…?何かあったのかな? 「誰にも漏らさないと約束してくださるならキラ事件に関しての重要なことをお話したい」 「誰にも言いませんよ、で、何?」(敬語からなぜか一瞬でのタメ口変化、くっっそ可愛い) 私はLです宣言から、あいつがLだと?と動揺する月たんに、まるで揺るがない堂々とした態度は余りに完璧、其れがお前の弱点だ!と一気に突きあげるLさんからの二人のナンバー。これはもうドストレートにゲーム開始!!って感じの熱いナンバー。 「上がろうぜさあリングに/聞こえるだろうゴングが/先手打つのはどっちだ」みたいな歌詞から 「ルールなんかもう要らない/騙し合い探り合い誘い合い殺し合うゲーム/裏を掻いて奴を殺せ」とだんだん過激な感じになるやつ。 イエーイもう止まらない〜〜↑↑(ミサミサの歌) ■「秘密のメッセージ」 そんな2人のバトルナンバーに続けてミサミサも参戦。新曲に秘密のメッセージを入れたのよ、という態で新曲披露。怖いんだこの歌詞が… 「何もかも貴方にあげるわ寿命の半分さえ/ふれあれば無敵」と直接的なところからスタート。 第二のキラのニュース速報が流れて「渋谷でお互いの死神を確認」みたいなメッセージが送られてきたよーとの報道に被せて、1幕のLの背後に回った月たんと同じく舞台演出を活かした感じで、ミサが自室に居る月たんの後ろに回り込み 「どうかねえ逃げないで/名前を呼ぶから」と歌い上げる素晴らしさ。 しかしやっぱりキラが新曲聞いてる前提なのは何ともギャンブルwwハチ公で☆二人の神様を、みたいなストレート歌詞。粧裕ちゃんが部屋にねえ、ミサミサの新曲聞いたー?と押しかけてくれるおかげで月たん待ち合わせ場所が分かる。 ■「揺るがぬ真実」 ミサミサのメッセージ(死神の存在)に大混乱のLさんワロスww 「何もかもが迷宮なら良いだろう全てを認めよう/それでも揺るがぬ真実の姿を見てやろう」 とある意味開き直ったアレだけど曲がかっこよすぎて許される。 でもここで歌われる「神は命を裁かない、生きるか死ぬかに意味を持たすのは人間だ」というテーマはほんとデスノートの死神に於いてはそのままのテーマなのでかなり重要なテーマだよな…と思う。 ■「スクランブル交差点」 そしてドストレートに渋谷交差点の群衆のテーマ。第二のキラの号外に群がる群衆の名前と寿命がみんな見えてる絵作りは上手い感じ。 呼び出しに素直に一人で会いに来る月くんばかわいい。しかも名前を呼ばれてえっミサミサ!?と素で驚く(お前何しに来たんだ)(かわいい) 良い事考えた!彼女にしてくれるなら目になってあげる!とアピールするミサミサのスキャンダル度合いは異常。それに対して 「証明して?」 「本気だってことを?」 「目を持ってるってことをだよ」 こういう掛け合い大好きだ〜〜! でもって僕を尾行してる刑事(模木さんらしい)の名前だけ教えてさっさと帰れと追い払う荒技。レムが必死に止めるもミサは当然聞かないし、リュークも邪魔すんなよwwと止めに入る。 ■「残酷な夢リプライズ」 ここで再度のリュークとレムのデュエット!愛について「理屈など通用しない残酷な夢」と繰り返し歌い上げ(耽・美!!)愛に純度100%なミサに感化されつつあるレムの葛藤とそれをせせら笑うリューくんの図が顕著。 ルールだけは破るなよ?とレムのこの後をバリバリ示唆するリューくんの釘刺し。 でもって捜査本部〜。 「死神の存在を認めろと?」という問いかけに 「局長の息子がキラだと認めるより難しいですか?」と返すLさんは間違いなくドS 「もういい!部下の前でこれ以上息子のことは言うな」と部下を全員追いだして激昂しまくるパパに 「貴方を貶めるつもりはなかったんです」と返すも勿論貶めてるじゃないか!とパパ怒り冷めやらず。 ここで監視カメラを何週間も仕掛けたけど怪しいところは一つたりとなかった〜〜と台詞だけで説明が入り、ポテチを取り!!!食べる!!!!ナンバーは実現し無かったよ…残念だね…(どんな舞台だよ)(もしかして:デスノアニメ) でもってそんな激おこなパパに「(月たんを尾行していた)模木さんが殉職した」という冷水をぶっかけてLさん退場。 ■「名誉にかけて」 幻想的なイントロで始まるパパのナンバーこれがすごくつっらいやつ。 舞台にピンスポットでただ一人歌い上げる演出もまたあれ。カッキーが舞台稽古中に、ここに感動しすぎてこの後のシーン出るとこトチりかけた、って言ってたけど無理もないなあ・・・。 「心やさしい我が息子/誰より正しい子だ」という評価がもう辛い。月たんは割とガチのファザコンというか”救うべき対象、模範的な人間”の像に父親を置いているからなー。そこからくる悲劇性はほんと繰り返し酷いテーマだと思うよ…パパがこうも「正義的」だったから月たんがああ育ったとも言えるわけでな… 「だがこの目が愛故に濁っているのならば、もしあの子がキラなら、貫けるのか正義を?」と一線を越えるな、に引っ掛けつつ模木さんの件での葛藤を挟んで、それでも最後には「何を馬鹿な、あの子は人殺しの怪物じゃない。そのやさしい素顔を私に見せてくれる、家族を愛する子だ」と締める悲劇しかないテーマ。 ほんとやめよ???監督素晴らしいね??? 〜〜ここから濃厚なテニミュタイム〜〜 そんなじんわりくるテーマの直後ですが、この後の盛り上がりが凄過ぎて割と毎回すぐに脳内が吹っ飛ぶ(…) YESテニミュタイム!!!いや…原作時もなんでいきなりテニスしてんだよwwテニプリかwwとか散々ネタにされてたけど、今回はまさにテニミュかよwwテニスのミュージカル技法のノウハウ溜まりすぎだからなwwという笑いで先ずは爆笑したい気分。しかもそこに熱すぎるL月掛け合いがガンガン容赦なく被せてくるのでもう駄目しぬやつ(MOEと笑いとなんかとにもかくにもパッションで瀕死) ■「ヤツの中へ」 曲名ェ… 友好のテニスだよ〜って流れで例のイギリスのジュニアチャンピョンだよ!とかの茶番後に、勝ちに行ったらキラっぽい?いやわざと負けてもすぐばれるとか悶々とする月たんを置き去りにいきなりサービスエース決めるLさん。 内心激おこで「いきなりガチでくるってウォーミングアップって言葉を知らないのか??」とか返しちゃうやり取りは健在でクッソ可愛い。 でもってここから熱すぎるラリーが始まり 「もっと深く踏み込んでこい/焦り、怒りを曝け出せ/打ち返すこの力」 とかの掛け合いから段々とヒートアップし 「分かる、見える、その心/この心はそのままお前のもの」 「どこまででも燃え上がれ/一つの炎になれ」 「ついて来い何処までも、他の事はどうでもいい」 「お前しか見えない/まるで今世界に2人だ」 (?!?!?!?!?) という衝撃フレーズまでたどり着くやつ。 ハ、ハァ…!??!お前らほんとお互いしか見えない世界構築しまくりやがってほんと最高か…ここのやり取りは全力で反則。キャンパスライフ★のL月が大好きすぎるのでもう死にそう ■「ヤツの中へリプライズ」 とか思ったら即座にリプライズに続く。もう勘弁して下さい(息絶え絶え) めっちゃめちゃ熱い音楽でガンガン盛り上げつつ Lさん「自分を取り戻せ/ありえないこれは私じゃない」と落ち着け、ビークール、我にかえれ、と必死に自制に入る。ガチで熱くなってるのが伝わってきてとっても美味しいですね???!原作ではホラ勝ちに来た……とか「先手」を取られたのは、(テニスの試合に負けた)Lのように見せかけて、最後に一発キラの話題をぶち上げられた月たんの方、というどちらかと言うと終始Lさん比較的冷静なイメージなんだけど、ここのナンバーの熱さと相俟って、テンションフィーバー感半端無い。 月たんは元々ノリノリなので「何故奴はこんなに僕を駆り立てる/本気にさせる」みたいにとっても楽しそうです可愛いね!!! でもって「ヤツの中へ」で見つめ合う2人だけの世界、みたいな雰囲気出した後に、今度はその2人の相似性みたいな所に言及し始めるのでもう目も当てられない(??) ラリーの動きも無駄にキレッキレ。ラケットくるくる回したりね!動きすごい!! 「同じ目で物を見る」 みたいな表現が入るけど、Lさんは兎も角、月たんにとってのLさんは人生で初めて自分と同じステージに立っている認識の相手なので、そのあたりの唯一無二感というかある意味ストレートな歓喜が可愛い…。 東大入るような子なら多分、大体似たような一種の侮蔑意識をある程度持ってるものだと思うけど、月たん天才のくせに神経細いから、そのあたりの感覚は何とも幼く一般的にストレートな感じでめっちゃかわいい(段々何が言いたいのか分からなくなってきた模様) そこからの2人で 「混ざり合い高め合い、叫び出したい程に狂おしく求めてる、お前だけを」 (は????あ、暗喩かな???そういうアレ???)(黙って) 「止めてやるこの手で、息の根を!」 唱和でさいっこうに熱い感じにゲームセット。お互いがお互いを(ノートか絞首台かで)"殺したい"が求めあう感情、って言うL月の基本にして究極のポイント!!なのでこの辺多分滾り過ぎて真顔になってた(不審者)(大丈夫最初から) でもって息を切らせつつ、2人で並んで腰かけて休憩〜(かわいい) 「これは本心から言うのですが、月くんがキラでない事を祈っています……月くんは私の初めての友達なので」 「大量殺人犯だと思ってるのに、そんなこと言えるんだ?(柔らかい苦笑)」 ここで初めての友達発言ぶっこんできたよ!!「初めての友達回」がジャンプ本誌に掲載された週、あまりの衝撃に脳内トリプルアクセルどころか翼を授かり過ぎて一時的に偏差値が10くらい上がった気がするくらい頭にインテル入ってたの覚えてる(馬鹿丸出し発言) は〜〜良い雰囲気かよ〜〜〜しかも続けて 「(それにしても僕が大量殺人犯って)そんな風に見える?」 「見えますよしっかり(即答)」 これもここでぶっこんできたよ…???原作思います、見えますの発言時は記憶吹っ飛んだ白月さんだったからぶん殴ってたけど、今回はキラ月さんなのでこれまた苦笑で終わり。でもこの辺のネタ立て続けに入れるのほんと上手いな!!!ってあまりにさらっと入り過ぎて(っていうかテニミュの衝撃からなかなか抜け出せないので)1回目は流してたけど、全部たたみかけるように入れてることで何か色々網羅してる感じが絶妙ですね… その後ミサミサがキャンパスに登場〜ファンに追いかけられて逃げるミサミサの携帯を竜崎さんがスってからの流れは原作通り。 この最中に分かりやすくリューくんが、おっとミサミサキターーー!これはチャンッス!!L最大のピンチ!!ファーーーwwみたいに騒ぎまくってて思わず「うっさいな!黙ってろよ」って言っちゃう月たんぐう可愛い。本人もやった!と思ってるから尚更なww「…誰がですか?」って聞き返すLさんのしらっと感もまたイイ感じww まあ軽いシーンだけど………この脚本のLさんはこの時点で死神の存在をどこまで実在として信じてたのかは分からないが、虚空へ言葉を吐き捨てる月たん、「死神」の認識前提があって見ると怪しすぎである。 リュークがふざけてミサに抱きつくところで、レムが強めにその手打って払ってたのかわいかったなww ■「命の価値」 そしてミサミサ電撃拘束。 十字架に拘束された姿勢がエロすぎて正直動揺した。おおう…えぐい……私が男子高校生だったら大喜びだよ(馬鹿丸だし発言アゲイン)しかもその姿勢で4日間過ごしたらしい。死ぬ!!!捜査本部の人権意識は割といついかなる時も怪しい。 舞台照明も十字の形でぼんやり浮かび上がる感じになっていてとっても壮絶な雰囲気。 「縛ればいい殴ればいい/崖の上に連れてかれて突き落とされても変わらないわ/あんたに寝返るなら死んだほうがマシ」 「ヤバイ薬使えば良い、汚い手もどうぞ試して」(このフレーズはやばい)(ク●ムゾン的な意味で) 「我慢比べなら私の勝ちだよ絶対に」 と決意の固さから始まり 「どれだけ愛したかで命の価値は決まるのよ、この愛渡さない誰にも」 (月/キラへの愛に殉じる覚悟は出来ている)ところまで熱く熱唱。段々日付経過と共に声が掠れていく表現とか、それでも振り絞るように歌い上げる声量とか、かなり圧倒される。しかも十字架に拘束されながらだからね!?ここはもう只管ミサミサすっごい!!恐るべき熱量よ…。 途中でLさんとの会話が入って 「キラは神のように人を裁く」というLさんの発言に 「キラは神様じゃない!パパとママを死なせるって決めたのが神様、その犯人は死ぬべきだって決めたのがキラ。正しいのはどっち?」 と返す場面があるけどこの表現はちょっと斬新。キラへの「かみさま」信仰はミサだけじゃなくいろんな目線で描かれるポイントだけど、「今の世界のルール=ここでいう神様」からの脱却、を強調しての表現をミサがするのは面白いなあ…。既存のルールの残酷さを最も身を以て味わっているのはミサミサなので(月たんはぶっちゃけ既存の社会に守られてきた側の人間)その当たりの真情が皮肉に響くのはなんか残酷だよね。 キラの創る新世界について 「キラはなんの犯罪にも怯えずに済む、恐怖も闇もない、綺麗な世界を作ろうとしてるの……」 「ライト…"光"しかない世界ですか」 と返すLさんは超お約束な感じですが痺れるわあ… しかしこの後ミサミサの仕打ち見て耐えられない、と言うパパにむけて、 「私がしているわけではないです、貴方の息子さんがさせているんです、(Lの非人道的な取り調べ方法ではなく)嘆くべきはわが子の罪でしょう?」とか言っちゃうのは強気通りこしてちょっと怖い。 でもこういう描写見てると原作の竜崎さんはほんと、夜神パパには遠慮しているというか敬意を払ってると言うか……、まあ純粋な尊敬というよりは敬して遠ざける系のアレだけど、そういう丁重さを感じて面白い。月たんがパパに強く出られないのは言わずもがななので、パパを中心にそれぞれ距離を取るLと月たんの三者の関係は、改めてもうちょい穿って色々考えたいなあ… 最初は殺されたって吐かないわ!という感じのミサミサも、4日も鬼拘束されて死にそうだけと絶対裏切りたくない、と言うモードに。改めてそこで「どれだけ愛したかで命の価値は決まるのよ」を歌い上げる。 でもこの段になると「歌って踊って溜息ついくたび終わりに近づく、誰もが死んでいくいつかは」「私が消えた後も日々は繰り返す」とどちらかと言うと自らの命を擲った後の視点がガンガン入ってくるのが壮絶。上手いな〜〜 たまらなくなったレムが所有権放棄を持ちかけて場面終了。 ■「愚かな愛」 「絶望や嘆きや苦しみを、遠ざけたいこの子から」 愛なんて愚かと繰り返し歌いつつも、結局ミサに絆されて、ミサを愛してしまうレムの皮肉なナンバー。せめて救い出して夢をみせてあげたい、それが束の間の夢でも、って所有権放棄して気絶したミサ(on十字架)の足元に這い蹲って、その足に取り縋りつつ歌ってるので、謎のフェチズムが全開。ここの絵の耽美壮絶感フルスロットル でもって月の部屋〜。リューくんがどーするんだよーと言ってる中、月たん超絶冷静。 「Lの本名を知る必要はない」 「Lの本名を知っているのはミサだけ、だからLはミサを抹殺するしかなくなる」 Lにミサを抹殺して欲しいのかよ!?と慌てるリューくんに違うよ、と冷ややかに見返しつつ…のところでレム来訪。「私がミサを助けると確信していたのだろう」的な指摘を否定しないことで肯定しつつの怒涛の畳みかけ。 「お前は僕を殺せないだろう?」 映画の時も、何言ってるんだ僕を殺したらミサが生きていけないだろ的な冷静な突っ込みを返してたけど今回もそのあたりは月たん超冷静。というかここの場面、冷徹過ぎてちょっと怖くなるやつ。ミサとレムと情感的ナンバーが続いた後だから余計際立つのかな〜。 でもって月たん、レムを殺そうとしてることを言葉に出して認めるのが割と新鮮。 「お前とはお別れだ、お前は知り過ぎた、Lと一緒に死んでくれれば一石二鳥だ」 「私がLを殺せばいいんだろう」とノートに名前を書こうとするレムに 「ただ殺すだけじゃだめだ、僕がキラだと疑われたままじゃミサと幸せに暮らせないからね」(えげつねえ)と "練りに練ったシナリオ"を一緒にノートに書かせようとする月たん。 ………練りに、練った…??え????(無言) ノートに早く僕の言う通り書け、とレムを恐喝する月たんですが…ここ顔近いわ……!! レムの背後から肩に手を伸ばし、ノートを眼前に掲げさせてさあ書け…って感じで迫るんだけど謎耽美。冷静MAXな月たんと苦悩するレムの図なのでまったくもって悪役全開でえろいなあ…。 そこにお兄ちゃん晩御飯できたよー!と粧裕ちゃんが走りこんでくるも、今まで粧裕ちゃんが部屋に来てた時は大体「ノックぐらいしろよ!(焦)」って感じだった月たんが 「―…今行くよ(温度無し)」 って超冷えた返しをかますので、粧裕ちゃんもちょっと気圧されておどおどしつつ退室。 早く書け、と念押し後に激しく音を立てて扉を閉めえ場面クローズ。ここの扉の音すごい印象的。 でもってここからその練りに練ったシナリオ???????とやらが始まるんだけど…分かりません!3回見たけど何を練ったのか分かりません!(酷)一周回って段々面白くなっては来たけど、この後のシナリオがちょっと良くわからないのは初見時から変わらないww 映画前篇の、美術館で殺しましょー★プランも割とぶっ飛んでたけどあれは結構上手くハマってたんだけどな〜〜 今回は @Lさん結局無策無抵抗じゃね? Aレムは本当に月たんの言う通り書いたのか B月たんの想定通り!で終わってもMAX怪しいのお前だろ状態抜けられないよねww感。てか「正当防衛なら直接の殺しもOK」なんだ?法律上はそりゃOKだろうけど心情的、というか思考的に とかが謎なんだよね…? まあ何はともあれ練りにryシナリオ開始。 『午後9時ピストルを持って出かける』 拳銃じゃなくピストルなのね(音が可愛い) ■「揺るがぬ真実リプライズ」 お出かけするLさんが歌い上げるナンバー 「ついに証明できる/私の勝ちだ/今こそ全てを暴こう」 この時の行動は既にノートに書かれてる筈なのであんまり突っ込んでも意味ないんだけど、Lさんが自分の勝利を確信する理由は何だwwまあミサが第二のキラだった時点でほぼ確定なんだけど倉庫で何を知れると思ったんだろうなあ… 「揺るがぬ真実が浮かび上がる筈、(キラが)死神の影から姿を見せる筈」 『10:03大黒埠頭の倉庫に到着。東側三番目の倉庫に近づき鉄の扉を開ける』 大黒埠頭の倉庫!!ここで倉庫選ぶのやめろ!!!(原作ネタ嬉しいけど悲しい)倉庫という立地が月たんの死亡フラグそのものなのであばばばb 「月」 「やぁ、L」 うおいwwまさかの名前呼び捨てwwww夜神月、ってフルネームで呼んでくれていいのよ??Lさんのフルネーム呼び、対象A、位の温度感でかなり好き。そして持ってた拳銃を月に向けるLさんに向かって 「僕を呼び出した目的はそれ?僕を殺すため?君は撃たないさ、そんな野蛮な事しない。君らしくない」 「これは(拳銃で撃ってキラを殺すような)そんなゲームじゃないだろ」 みたいな事を言って笑う月たん。Lから呼び出しを受けて赴きました〜体裁なのは分かったけど、それで通るのかな〜?Lが本当に一人出来てる時点で捜査本部の人間は知らないんじゃなかろうか…??知ってたとしても一人で行きます、と言い含めたの?そんなやり取りをして出て行ったLが殺されて、その場に居合わせた容疑者の言葉を信じられるのかな…?? まあ何はともあれ月たんハッスルは続き 「死神が見たい?ノートに触ってごらん」とリューくん見せる。何・故!!まあ40秒で勝利宣言と言い基本的にすぐ調子に乗って言いたくなっちゃう子だから仕方ないね…… ノートを広げて掲げドヤ顔な月たんに 「それに名前を書くだけで殺せたのか?」(何故分かる????) 「ペンは剣より強く万能なり!だ」(皮肉なのか誤用なのかもじりにしては微妙なラインである) 「神のごとき崇高な裁きで決めたんだ、」な救世主キラの演説にしれーっと「幼稚な殺人鬼が最後の審判遊びをしていただけだ」と返すLさんの思考は、まだノートに操られていない自らのものであるように思えるね。。 ■「最期の時」 はいタイトルドストレート〜〜〜 「このゲームチェックメイト/完璧だ 計画通り」 ここもさりげなく原作映画両方の名台詞をぶち込んでくるうまいナンバー。ここの歌い上げは熱い!脚本には戸惑ってる最中だけど歌は文句なしにかっこいい! 「ゲームはついに此処で終わるのさ逃げられはしない/さあフィナーレだその顔見納めだ/最後に何か言いたいことがあれば聞いてやる」 これはゲームスタートのところとちゃんと対になった感じの言葉選び。 「最初からキラだと分かっていただろう」とLと月2人で歌うとこもあってそこの最初⇔最後もいい感じの言葉選び。 でもってラストで 月たん「お前が死ねば待ち望んだ日々が始まる」「始まるんだ」 Lさん「まだ分からないのか、何が起こるか/ゲームが終われば虚しいだけだ」「(それでもこのゲームはここで)終わるだろう」 と真逆の言葉を同じフレーズで同時に歌い上げるのがかなり美しい。 「僕の勝ちだ」 Lさん月たんへ向けて発砲(ノートの記載通りに)月たんは脚撃たれてバッタリ倒れるも、 まあこれくらいやられないとやり合ったって言っても嘘っぽくなるからね〜とむっくり起き上がる。 ここで「Lが実はキラと同一人物で、その罪を夜神月に押し付けて殺そうとして拳銃で襲ってきたんだよ」ストーリーがやっと開陳。確かに松田の発言とか布石はあったな〜さてそれをどう保障づけるのかなーと思ってたら、そう言い張る+足の傷があれば万事信じてもらえる筈!!!!と絶対的自信がある夜神月さん。なんでだよwwwwwこの舞台では別に月たん捜査本部に入ってるわけでもないし、パパ以外のメンバーと面識もないだろうに何故それで丸めこめると思ったしww 「きっと捜査本部に入ってくれと懇願されるだろう!」 うん、普通に考えたらされないだろうwwwwwwなんかいきなり自己過信ゲージがフルスロットルなのは脚本の責任ですわ(投げ) 「…(ノートに)書かれた通りの展開になるんだよ!、だからここでお別れだ」 的なことを言いながら、わざわざ「撃てないと分かっているLの構える拳銃」を自らの額に押し当てるパフォーマンスをかます。おおお…拳銃を頭にあてるシチュエーションは大好きだよ…映画前編のバスジャックで、月たんがこれまた「撃たないと分かっている」銃を突きつけられたシーンを思い出したけど、美味しいよね!! ここで笑い泣きに声を潤ませて「さよならL」と言い放つ演技は浦井君も柿澤君も神 促されるままに腕を折って自らの米神に拳銃を押しあてつつ、 「勝負の終わりはまだ先のことだ…」と言い残すLさんですが、具体的に何を想定していたのかは謎。まさかリューくんの行動を予測できたわけでは無いだろうし、どんだけ広く捉えてもいつかキラの世も終わりが来るくらいの意味合いでしか… …多分もっと「舞台的」(脚本的)な目先の展開へ向けておかれたセリフ何だろうけど、これを言い残したことで余計無策感が高まる可哀想な役回しになっている陥穽。 Lさんが自らの頭を打ちぬいて倒れると 「やっぱお前が新世界の神だ!これで新しい世界が始まるぞ!!」と全力で喜ぶ月たんですが 「邪魔者はみんな消えた(L+レム)し、ミサは記憶がないし、これで振り出しに戻る!お前と僕と二人だけ!」 と笑いつつ足の傷に痛え…と蹲る(当たり前だ)まあ緊張切れちゃったんだよね仕方ないね…。。 でも”リューくんと2人だけ、これが最初の振り出し地点”なのは凄い浪漫があるんだよね〜〜原作でも為し得なかったリセットですが、原作のリューくんは割と月大好き野郎なので、原作で「ここからまた二人だけのところから始まる」展開はちょっと見てみたかったかも。 しかし今回の舞台のリューくんは悪い意味で人間的。良い意味で神様的。 「…でも、飽きちゃったんだ」 の一言で夜神月の名前をノートにサラサラ〜〜〜〜っと書き出す。ここもしかして血?で書いてる? 足を引きずりながら必死にリュー君にすがり、それがダメなら、と落ちていた拳銃を拾って全弾リューくんに発砲。このあたりのパニックになっての動きはかなり凄まじいものがある。大いに藤原月の伝説の神演技を意識している感じがあるところ。 ■「デスノートリプライズ」 地を這い蹲って、こんなところで死ねるか僕には使命があるんだ、と息絶え絶えに漏らし、最期の言葉は「新世界の神、」で切れるなんとも…… この後のリューくんは死体を足蹴にしたり唾棄したりするわけですがちょっとやり過ぎでうへえええ…って気分になってるからこのあたりはもう限界。 ■「レクイエム」 でもって群衆による鎮魂歌合唱。 「そう君は歌う、ただ過ぎゆく季節を―……」 パパと粧裕ちゃんが月たんの死体に呆然と膝を折る演出、レムの砂を撒くミサミサの演出は凄く印象的 <完> ……やっぱり!!ラスト!!!!意味分かりません!!!!(笑) それまで割と唐突な感じはまあままあっても基本的には上手く進めてたのにほんと最後の展開だけどうしたww でもまあノートの存在も知らず死神も検知できない状態でLさんが勝つのはなかなか難しいね〜当然だけどどの媒体より尺が短いので、その中で上手く「両負け」にするのがハードなのは仕方ない所。 原作→ジャンプとつぐみの折り合う決着地点 映画→実は論理的にはおかしいとこもあるけど一番綺麗にまとめて見せた神展開 アニメ→原作に沿いつつ、救済要素をぶち込んだ神展開 舞台→多分L月それぞれのエンドだったほかのと違って「死神の手の中の人間」に舵を切った展開。そういう意味ではすごく舞台的と言うか古典的王道 というか、この舞台世界において二人は結局はどう見られたんだろうな?? 倉庫で二人死んでて、Lさんは自分でこめかみショット自殺、月は足をLの持ってる拳銃とおなじ弾で撃たれていて心臓麻痺………この状況どう解釈するか悩ましくないか? ほんとにLが倉庫に来たのがノートに書かれたから、で彼の意志が反映されて無いのなら何か言い残したりとかもしてなさそうだしな??まぁ現象としてキラは消える訳だし、どちらかがキラだったのか?という話にはなるのかな…… と毎回モヤモヤもするものの、舞台全体通して見ればホント熱い!うーん大好き!てかやっぱり良い曲ばっかりだわー。日本公演後は韓国公演らしいけど、また期間を置いて日本で再公演して欲しいな………! 戻 |