アニメ感想29



金曜ロードショーSP・リライト2 Lを継ぐもの


リライト2は色々凄かった…個人的にはリライト1より見てて興奮したような気もする。全体的によく纏まってるなあ!と感嘆のしきり…そもそもアニメ版の二期自体がうまく原作をカットオリジナル挿入してて、再編集されてる中で、更に2時間にスーパーカットですからね。そもそも10話分えーと4時間くらいかな、を二時間ですしね。まあ色々超展開もありましたが(笑)兎に角全体的に上手く完結させた!って感じでした。
…ああでもテロップの空気読めなさには絶望した★ちょっ…倉庫に入るときと出るときと…そ、そんな重要シーンにテロップ入れなくても!舞妓Hryはそれで楽しみだけど何もこんな所でえええ!
金ロー編集者ちょっと来い(略



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で以下気になったところをかいつまんで〜

■オリジシーン1(竜崎さん死後直後)
冒頭のワイミーズハウスでいきなりのオリジナルシーン挿入。しっかしこれが矢鱈凄かった。あれか…デスノ特別編読みきりを受けてのシーンですね。

竜崎さんが「物事はパーツとして捉えます」語り。これはニアたんのパズル演出に掛かるんでしょうねー。リライト2は特にニアたん関連の掘り下げが素敵過ぎる。字は下手です〜とか意図してるんだかしてないんだか、竜崎さんのワイミーズへの喋りは意外とフランクでしたが、その分メロニア(質問をしなかったというおふたり)のスタンスが目立つ感じでいい感じ。

そして「嘘つきおばけ」の話。何のともストレートにキラにかかってくる話ですが、「友を愛したことはないのに友情を育む」「お腹が空いていないのに食事を取る」…なんかおお?ちょっとぴったりなようで極端だな?っと思ってたら「それは私なのだから」…そ、そうきたかっ。ある意味文脈通りの台詞なのに、改めて言われると何か重いなあ。竜崎さんと月たんが似てる、っていうのは大前提設定過ぎてちょっと失念してたよ…。似てるけど竜崎さんのほうが大人だヒャッホーとか差異ばっかにMOEてる場合じゃなかった(そんな理由かよ!)

いい語りだ…とかニヤニヤしてたら此処からニアたんの超推理開始。しかも宇宙レベルなLドミノやりながら。いや…あのドミノレベル高!しかもLマーク!特別編でもおおって思ったけどニアたんてさりげ「L」に相当思い入れあるよね!可愛(真剣なイイ場面だよ!)えーとつまりは
Lに似てる、偽りの友情を育める様な相手をLは恐れる
→Lは死んだ
→Lの身近に恐れていたような相手が現れた、そしてそれはLに似ている
→Lを殺したんだからそいつがキラだ
→→Lに似ている、どころか現状偽ってる人間が居る以上(キラは)そのものだというのか

⇒ ”二代目=キラ”

わあああ凄い推理!ていうか二部で本来行われていた推理が色々と放棄されてたりもしますが、この考えはかなり分りやすい気がする。そもそも懐に入られるような、自分みたいな人間に”殺される”と竜崎さんが言っていたなら、その結論は謂わば当然なものですよねー。うんうん(納得しすぎ)まあそもそもあからさまに怪しいですけどね後釜って(あー)というわけでタイトルコール前からキラ確定度99%の月たん。ついでにスペシャルクオリティだけあって何時の間にか二代目が月たんだということは早々に割れるので、尚更一瞬でキラ確定です。でもまあリライト2見てるような人にとっては月=キラが前提過ぎて寧ろ丁度イイ感じなのかな?

あとわずか倒れきらないドミノ、これを2時間かけて倒しきるわけです。
しっかしLを殺したキラ、こうしてニアたん側から考えるとLに成り代わる行為自体が重要みたいに見える。な、何だかじわじわじーわ妖しいMOEが…(落ち着け)


■オリジシーン2(大虐殺)
冒頭から行き絶え絶えですが、しかし更に止まらない。ニアたん側が一瞬でキラ容疑固めてる中、月たんは月たんで警察機構掌握、更には魅神、タッキーを既に配下…じゃなくて見方に付け終わってたりと、この時点でかなりのアドバンテージ。
全体的にリライト2ってば、パパとメロたんのあれやこれやが総カットされてましたが、パパにいたってはここの「捜査を外された」の一言で終わりですよ!影も形も!なんだか亡くなってるかすら分らない勢いでオイオイオイryなんですがでも月たんには救いかも…。粧裕たんのこととかも無かったみたいだし。しかしそうするとメロたんの顔の傷…あれはなんですか、「一人で生きてゆく」過程で勝手に付いちゃった傷扱いですか…そっそんなあ(…)

気を取り直してオリジナルシーン。時計を気にする神、おおっとこれはいきなり重要シーン。しかし時計見ながら「思ったより作業が進んでいなくて…」…おまっ…そして空気を読んだ相沢氏→「ああ悪い邪魔をした」……こういう実は露骨に軽んじたりするから後々ああいうことになっちゃうんだよ月たん!!(あああー…)
でもってそれにニアたん17歳「今は私がLを継ぐものです!」ババーン!てなわけでタイトルコール…なんですが…何ゆえ金ローは毎回毎回流血描写が鮮やかなのか…昨今深夜アニメでさえ規制ラッシュだというのに!うおおリライト1に続きまたも★グロイ★!びしゃっと血が飛び散るのが鮮やか過ぎてびくっとしたわ!タイトル、スタッフネームのデザイン、ニアたんのかっこよすぎる台詞を受けてのタイトルコール、そしてこのショッキングな流れと演出としては神級にどっきどきしました。みかみんいきなり大暴走だし。ふおお万歳!

ただ…デスノストーリー的に言えば、あんな討論番組に出たくらいで殺されたらたまんないなあー…犯罪犯したわけでもないし。月たんは其処まで見境無いシリアルキラーじみたことはしてなかったような。出目川ぐらい暴走してたわけでもなく、一出演者レベルだったわけだしね。怠惰なものを殺すとか言い出した魅神んにやりすぎ!って渋い顔してた月たんだし、こういうとこはちょっとズレてるかな?って気がしますね。まあリライト2はニアたんの格好イイ成長にふおおってする番組だった気がするし(何だ其れ)キラの暗黒時代、を全面プッシュするにはこういう感じが相応しいんでしょう。


■序盤
なんかもうタイトルコールまでで一杯一杯ですが…。とりあえず光の速さでキラを認めたアメリカと、またも痛い演出「子供の作文」でキラ暗黒時代真っ盛り。「キラが正義かどうかは後の世が決めてくれます」っていう台詞はさりげ深いです。なんというか歴史だの神だのってそもそもそういうものですしね。当世の評価なんてのは得てして「不理解」や「一時の錯覚」の象徴だったりするものだ。
そしてぶっ飛んでるみかみんはアニメ仕様。いいの…殉教者魅神んはもういっそコレくらいで似合ってるし(笑顔)リュー君は引いてるけど!


■オリジシーン3
タッキーと早速逢引(笑)なさる神。こ、ここの月たんのドアの向こうの気配に気付く素振りがね!!!うおおおおお色っぽいぞおおお!(落ち着け)ハッと視線を飛ばす仕草に死んだ。でもってドアを打ち開くも誰もいない…というかニアたんの1手だったわけですが。流石にニアたんとの接触はえええ!本当一瞬でキラ断定だよ。さっきの超推理に忠実に従い「初めまして二代目、そして貴方がキラですね」って勢いですよ!ここのホテルロビーのシーン本当綺麗だなあ。展開の都合上ニアたんの怒涛の言葉攻めに月たんもたじたじですが。
そして捜査本部勢へのゆさぶりも同時敢行。早い早いよニア様!
「むろんLのいないところでひっそりと★」
そして怖い怖いよry。本部勢の離反の余りの早さに全力で泣いた。ぐあっなんという既に針の筵。コーヒーもって来た月たんとギクシャクしたりああもうああああ(落ち着けよ)

そして屋上でリュー君と語り合う神。屋上大好きだよね!!(其処か) 「策はある大丈夫だ」とか言ってる月たんは只管可愛いです。風に嬲られつつ僕にたてついたことを後悔させてやる!ですからね…ああこれはそそられるよ(黙れよ


■でもってSPKアタック!
大統領キラです★と早速な直接的アプローチに出た月たん。 ここの演出がまた物凄い。アニメスタッフかなり本気だなあ…朝の電車…でもって旧OPとかの映像がバシャバシャフラッシュバックしたりかなり凄い雰囲気。そして押されるENTERキー…ああこういう表現本当上手いなあ!デスノの歪みっぷりと言うか殺伐っぷりがある意味原作以上に際立ってます。

でもってリライト2歳代の衝撃シーン


血塗れで、無言のままに瞋恚を燃やすニアたん

なっ…なんじゃこりゃああああ(吹き飛ぶ理性)あまりの衝撃シーンに素でえええええええって叫んじゃったよ!(夜だよ!)うわあああいいなあ!血塗れで睨む先には、薄らと笑顔を浮かべつつ、白々しい返事を返す月たん…。血が通信のL画面にまで飛んでてかなり印象的です。再三金ローの鮮血描写にはビビルばっかりですが、このシーンは寧ろ戦慄して感動した!なにこれなにこれ(以下エンドレス)

いやあでも本当このシーン良かった。犠牲を払ってる、”やらなければやられる”感がより克明に出ててその後の展開、結末(月たんの)、犠牲(主にメロたんの…)に説得力が!こういうギリギリ緊迫感が最高!というか月たんのほうが実際の血しぶきとか弱そうだ。本人平気だとか思ってる節があって余計にねー。ニアたんの深い怒りが無言通信から染み出してきて本当ぞくっとした。いや…これは月たんが先にニアたんを全力で怒らせちゃったなあという感じ。火がついた!



■中盤
でもってメロたんがようやく出てきたり(涙)あとは大体アニメ準拠で…しかし女の戦いは何度見ても怖い。でもあのタッキーのちょっと呆然感は優越感の前に、なんだかミサにまだ記憶があるとでも思ってたみたいだったよ。うーむ面白いなあ…しっかしジェバンニの尾行は何回見ても死ぬほど下手。あれじゃあ誰でも気付くよ!!!そしてみかみんの通ってるジムの余りの寂れっぷりに涙した。誰もいねえええ

■終盤
改めてみるとタッキーかわいそうだ…。これが自身の死亡フラグになっちゃった月たんですが、やっぱり何処かこう因果応報が抜け切れないなあ。ブーメラーン。あとメロたん。余りの扱いに泣けた。チョコ好きの可愛い子が…あれじゃ死因:フェミニストという哀れな!(泣)とりあえずリライト2出来はいいんだけど、全体的にちょっとづつ何処かおかしい。

でもって倉庫の前に怒涛のデスノートルール確認ラッシュ。原点原点。しっかし相沢氏…本当日本捜査本部についてはもっと深く心情の揺れの理由を知りたかった気もします。まあその辺はアニメ放送時に語りまくったので保留。

でもって伝説の37話…「35秒で勝ちを宣言しよう」駄目だって!全くもおおおおおお可愛いんだからああああ(違
でもこの辺は何回見ても悲鳴と悶絶が止まらないあたり。私がリアル松田状態ですよ(頭抱えて震えてる)>し、死なないっ!

そして光臨するジ ェ バ ン ニ ★
何回聞いても存在が詐欺です。「金庫を開けるのは容易だった」ち ょ っ と待ちやがれ。



「僕がキラだ」

そしてED…あれっ色々削られてるなあ。流石にフルは無理でしたか。いいのさ37話は永遠に心の中に!!!!(帰ってこい)どうにも月たんを追う捜査勢足取りが本気追跡じゃないなあ…泣ける。本当複雑な人たちだ。でもって月たんを発見したのがまっつん相沢さん…うわっこの当りの話もっと見たい…!なんか妄想書き散らしたこともありますが(苦笑)このアタリは本当興味の尽きないところです。


でもって〆に「死んだものは生き返らない」

色々完璧ですよ本当。


今回のリライト2は、本当何だかおろおろする感じでした。なんていうか、見詰め直させられる感じ?でもだからこそ良かったような気もする。やっぱり色々奥深いなあデスノ!