アニメ感想27 |
37話〜最終話〜 <新世界> う、わああああああああぁぁああぁあぁあああああああ!!! アニメスタッフ愛してる! 月たん愛してる…!!!!!! 泣きすぎて本当そろそろ色々限界です。喉とか目とか痛い。それに心臓が痛いぃいいい!アニメ終わって結構経った今もまだずっと泣いてる。というかこれから37話思い出すたびに泣きそうだ…。ここまで号泣するとは…もう本当にアニメスタッフには感謝感激…うおおおあああああああ!! デスノートはアニメ化して本当によかった。 映画化の時も凄い嬉しかった…なにしろ生きて動く様がこの目で見れる、という感動は物凄かった。そして迎えたラストも最高でした…藤原と松山というキャスト、監督に恵まれて迎えたあのラストはLと月の勝負としてデスノート原作を表現した最高の出来だった…。 そしてアニメ。此れの何が素晴らしかったって、なによりも原作に忠実な救いが入ったところだ…!!!!!!映画はif世界としての素晴らしいエンドを示してくれたけれど、アニメは原作の流れの中で如何やって救うのかを見せてくれた。 Lにしても月にしても、アニメで描かれた場面によって救われたことが多すぎる…!!特に各二人の最期はもう最大級の愛を頂いた気分…。 涙が止まらない…!!! もう後半泣きっぱなしで、色々頭の中がいっぱいですが、つれづれと最後の軌跡を追ってみる…。多分後何回か見ないと駄目だ…でも見るたびに号泣だ…何度か見てまたどんどん書きたいと…。うわあああああ!!! マッドハウスでアニメ化してくれて有難う 荒木監督、井上演出、宮野、ちょう有難う 月たん愛してる。デスノート最高。アニメ本当に有難う…!! ■とりあえず最初は何も知らず只管鬱状態からスタート。というか今週一週間本当気が気じゃなかったよ…!!! ■最後のOP…。そう思うと最早一秒たりとも目が逸らせない…。しかし最近ちょっと慣れちゃってたけどここの罅割れた月たんには本当にどきっとするよ…。この辺からラストのことを憂いて既にどんより鬱でした…なんかもう今は哀しすぎて泣きすぎてむしろ目冴え冴えハイテンションギラギラって感じですが…!!!!! ■いきなり心拍数激高で始まる鑑賞タイム。もう凄い勢いでTVの前で苦悩悶絶してたよ最初…!倉庫に入ってきたみかみん…そして「僕の勝ちだ」宣言…!!1キロ走り抜けた後のような心拍数で正直息が苦しいい!最後の絶頂のこの二人が愛しすぎる。崩れ落ちる刹那、本当にこれからのキラ世界の実現を目の前にありありと浮かべた瞬間…。ある意味でのクライマックスがここで一つ終了したわけで… ■そこでタイトルコール新世界。たまんない…!!!目の前に広がっていた新世界、キラを失った新しい世界、そして月たん自身が迎える新世界。 ■でもってもうここから暫くは動悸息切れタイム到来。ちなみに後半は号泣タイムなのでどちらにせよ瀕死。 ■暗鬱に降っていた雨が晴 れ た…!!!!もうこの表現だけでまずあああああ…!!!正しく”新世界”もしくは”打開”…で す よ ね!ここで月たん勝ちならそういう晴れ空なんですが…結末が分かっているだけに、この晴れ空は「キラ世界=雨曇り空」の終わりとしか…・・・!そうすると25話はやはり「キラ世界=雨雲り空」への取り返しのつかない突入なんだろうな…。その長い雨が晴れた…というか晴れてしまった…!!この綺麗な青空にここまで焦るというか、掻き立てられるとは…!!! ■死なない…?と愕然とする月たんと魅神…!!!このタイトルコール前との激しい落差にこっちも愕然…知っていたのに…知っていたけどやっぱりこの驚愕はひどい… ■だから死にませんと何度も言っているじゃないですか、ニアたんはなんだか今回ひどく優しいです。何故だろう…。正直なところ原作でのこの倉庫の中のニアたんは怖くて仕方なかったんですがね…なんというか物凄い絶対的断罪者なイメージがあったんだけど…それは多分画面が暗くて当然だけど声や瞳に動きがないからだったんだろうなあ…。ここからずっとニアたん確かに台詞は原作どおりだし、月たんの主張とはあわないけど、むしろ優しい。自分の命が掛かってた相克の相手なんだから垂れる憐れみとは違うにしても、なんとなく今となっては、的な雰囲気があって…。ごくごく僅かな差異だったけどその揺らぎに心底安堵した。 ■生きてるニアたんは、あの少し無機物っぽい掴めなさではなく、押し殺し貫いた確固たるもの、って感じで本当によかった。 ■「か神、私は仰せの通りに…!!!」ここの縋る照はもうね…!月たんのモノローグあんまり挟む間もなくいきなりSPKによって電撃拘束されたけど…!!さっきニアたんの見え方が違う…みたいなことを言ったけど、やはり照も相当だよね…いや後のほうのオリジナル展開に負うところも勿論大きいけど…!絶望することはあっても、憤慨はしなかったアニメの魅神はもう最初から最後まで従順な殉教者であったわけで…。 ■今の月たんにそんな余裕はないけど、この事実は絶対月たんにとっては救いになると思う。皆に全てを否定されて、もしかしたら月たん自身さえも混乱の極みの中己を見失う中、魅神は「神”らしからぬ”」態度に絶望はしていても、あくまで神である(=其れゆえの絶望)という視線で月たんを見ていた。 ■月たんが全てを失う場のように設定された倉庫に少しだけでも救いを齎したのは魅神だと思う。 ■「唯一名前のない夜神月」「魅神は貴方を神と呼び、言われたとおりにしたといった」 「決まりです」 ■これは罠だ…!!! …ぐ、は…!!!いや…なんというか…このがらがらと足元が崩れ落ちる虚脱感と、なくす瞬間の異常なまでの切迫感に息絶え絶え。そして月たんがものすごい冷や汗で、声掠れて上擦って…うっ…。 ■そしてそんな奴は知らない、と言ってしまう月たんに、それに「ああああっぁあ…」と苦鳴をあげる魅神…。知らないと言う、って場面設定は有名なマタイ福音書の話ですよね…いや月たんがペテロなんだからこの設定はおかしいんだけど。というか25話といい、聖書解釈は当て嵌めようとすると必ず月たんが何だか神に奉仕する立場になるんだけど。 ■イエスの死後3回イエスを知らないというイエスの愛弟子ペテロ。危地ゆえに信じたものを裏切ってしまったというモチーフは何だか意味深。このパターンだとやっぱり魅神と月たん立場逆だけど、なんとなく魅神が月たんを知らないというより、こちらのほうがよりそれらしい。何となく只管に盲信した魅神に、この倉庫の中ではそんな魅神に反射するように月たんが対したという感じ。ううむ上手く言えないけど、裏切らせたというか、やっぱり裏切ったのは月たんで、その理由が魅神の盲信ゆえなんだよなあ。聖書の、【絶対的信頼イエス←危地裏切るペテロ】とちょうど全てが反転した感じ。命題と待遇の真偽は等しいよね…!というわけで【危地で裏切った月たん←絶対盲信魅神】の図はやっぱりこれに似通うなあと。 ■ここで相沢氏とめに入ります。 「月くんもう遅い。さっき君は僕の勝ちだと言った…あれは自白したのと同じことだ」 しかしいざとなると相沢さん格好良くきめてます。でもなんとなくキラじゃなくて月くんと呼びかけてくれたことに安心。というか結局相沢さんは何をしたかったんだろう的葛藤(36話)が実は解決してはいないのだけれど、わかってないからこそのこのある程度距離のある当事者態度をとれたんだろうなあ。結果論的にはなるべくして為ったのかもしれない。 ■まっつんはもう少し直球当事者らしく呆然としてるけどね… ■そしてモッチー手錠…。モッチーも色々思うところ多いよなあ…。所謂「裏方」に徹した彼だからこそ、竜崎氏が疑い、そしてともに捜査し、またニアや相沢に疑われ、最終的にキラだった、という月たんに他の面子とは違う思い入れがありそうだ。何ともいえない悲しみと言うか諦めと言うか、悔いる気分と言うか。ショック、というよりは寂寥を感じている雰囲気がする…。 ■手錠を振り払い、逃げる月たん……。…こけたああああああ!!!うう…縺れた足に思い切り倒れこむ様が痛々しい…!動きで見るとダメージ倍増だだだ…。 ■そしてシャッターに縋りつく月たん……せdrftgyふじこlp;@「おきじゅhygt(しばらくお待ち下さい) ■……宮野熱演も大いに手伝って本気切ない。掠れ掠れ、細々と漏らす驚嘆と怯えに震える声が切なすぎる…!!!! ■「夜神月、L…キラ。貴方の負けです」 ■しかしニアたん…其処にノート入れとくのにはやっぱり無理がある…いきなりにょきっとシャツの中から出てきたときは思わずクスリと来たよ…あれ?今回唯一の和みシーン? ■でもって秘奥義ジェバンニが一晩でやってくれました発動。 …しかしぶっちゃけた話其れを気にするような余裕さえなかったので、え…?ああ…うん…的に流してしまった。ごめんよジェバンニ…!!なんだかデスノ本質に反する勢いで駄目なんですが、この負け断定シーンで冷静にどういう策をまわしたのか考えられない…!ごめんよジェバンニ!(二回目) ■リュー君と会話するニア…。ここさり気無く神の思考が冷静で、こういうとこえろ不意打ち爆発。なんかこうやってさっと思考回しちゃう、月たん見ると無性にあああーって感じに…。今回はどうしても絶対的絶望・焦燥に追い込まれてる月たんばかりだから今まで見たいにこうしてる月たんが何故だかすごい貴重に輝くよ…。 ■「どれだけ殺し欺いてきたのか…。」からの流れで 「夜神月貴方がキラです」 台詞を言うときも、ずっと顔を俯けっぱなしだったニアたん。やっぱり何処かしら優しげだなあ…。傲然と見据える、的イメージがあっただけに此処で顔を伏せられるのは完全に想定外…。キラを断罪してはいるけど月たんを切り捨ててはいないこの微妙な区切り態度が…ニア有難う…。なんというか最初は結構パズル感覚で事件に向き合ってたニアたんも、事件を進むに釣れ、そして実際にこうしてキラたる月たん自身を直接に見て感じて変わったんだなあ…。なんというか”相応しく”なったというか…なんに、といわれると”世界に”とか”L”(の後継者)にとか漠然としか言えないけど、自然に深くなったというか…! ■何かのからくりが…!!と焦る神はもうすごく美しい。魅神が裏切って…とか凄い苦々しげに顔歪めちゃったりするけど、もう全てにおいて美しい…。正直苦悩に塗れた月たんを正視するのはつらいけど、でもこうやって全力で立ってる月たんはやっぱり美しい…。 ■しかしニアたんとか相手に一々漏らす声が、うわああああ…!!!「…っ!?」とか「ぁ、」とか「っは…!!」とか…!!!!!!この頼りなげに驚愕するような、ほぼ初めて見せる弱い月たんに心抉られる…!!! ■「二人ならLに並べる、Lを越せる」「確たる証拠を突きつけている」 「言い逃れできるならしてください」 …ここでニアたんが声を荒げてくれたのが凄く嬉しかった…感情の起伏と言うか、こう万感を籠めて相対している、という感が…! ■ニアたんの最後通告…。それに憎憎しげに睨み返していた月たん…そしてファンの音だけが響き渡る…。このときがまた最後の瞬間。月たんがLであり、夜神月で(しか)ないという態度を捨てる最後の瞬間…!此処から月たんは「キラ」としての態度になる…。勿論月たん自身は何一つ変わってないし、内面は全く同じだけれど、周りに月たんが認識されるべき対象が「キラ」というものに変わった瞬間が此処だろうなあ…。 ■泣き声のような哄笑、後に無音。 ■「僕が、キラだ」 ■思えば月たんは最初から最後まで斯うなんだよな…。自分がこうである、といったことを貫いてる(記憶がないの時はキラでない、ということを、あるときは勿論キラとして) ■この一言のためにあった今まで全てなんだよなあ、捜査側は勿論、月たん側にしても。キラを捕まえたいという側にすれば此れだけを待ち望むのだろうし、そしてこうして(本当は勝利宣言として)キラだと言うことが月たんの全てだった。デスノートってこの台詞に集約されてるよ本当… ■そしてCMカットイン<人間はいつか必ず死ぬ>…うん。哀しい予感にそろそろ打ちのめされ…る…と思っていたら思いがけぬことに次のカットイン<死後は無である>…あ、あれ?本編より先にばらしていいのか…?そしてそのあれ?的感は加速し、ここから怒涛の展開が始まる… ■「…ならばどうする、此処で殺すか?」月たんの唯一の他人に向けたキラ演説が此処でスタート…うう泣く!もう泣くぞ…! ■「新世界の神だ」やっぱりこの台詞は外せないね…!最初の一話からこの言葉を掲げてきたんだものな…! ■此処で軽く手を広げて、後ろを向いた月たんのポーズが何故か凄く好きです。世界に思いを馳せている、というか…神、みたいな隔絶した立場から主張する、正義と言う単一観念の美しさみたいな。そういう少し頑なで美しいものが滲んでるよ…!!! ■腐った人間は…!と言った時に浮かべたのが、犯罪者や世界の情勢ではなくて、セピア色のキラではなかった頃の自分の世界だったことに泣いた。そして「僕がやるしかない」だもんなあ…!!!やっぱり何処までもあの退屈で緩慢で罪に満ち溢れた世界が、全ての始まりで起源で原因なんだよなあ…。 ■「犯罪なんてことは分かっている、でもそれでしか正せない!」 と真摯に訴え…そしてその後 「新世界を作れるのは僕しかいない…」 と寂しげに 呟 く…!!!!この取り合わせは完璧に反則だ…!世界を正さなくてはならない、という悲痛な訴えと理解されなくても、他に誰もかわりにやってくれなくてもやる、という決意の孤独さが浮き彫りに…!!!うわあああぁあ…!!この「戦う姿勢」が月たんの美しさなんだよな…世界に挑み、慈しみ、そしてその力で変える。確かにその方法は犯罪で、独り善がりだと自覚していてもその挑むことをやめない。…う、わ、(限界) ■「ただの人殺しです」「クレイジーな大量殺人犯」 キツい台詞のはずなんだけど…やっぱりこのあたりのニアたん優しい目をしてるよなあ…至極穏やかです。冷徹に否定するのではなく、貴方はそういう態度で臨んできたのかもしれない、けれどもこれが世界の真実なのだと一歩引いてからの指摘と言うか。先程の月たんの「僕にしか出来ない」情感の後ということもあって、どちらかと言えば感情的。 ■言ってもわからぬ馬鹿ばかり… ■響くのは唯、かすかな時を進める針の音だけ ■うわあああああぁぁああああ…!!松…田…!!! ■ばっと散った赤が鮮やか過ぎて、息が止まった…!う、わ…!!余りに溢れる血の色が鮮明すぎる…!!押さえた傷口からだらだらと流れ落ちる血…忽ちに手が真っ赤に…!!!うっわああああ…!!!!この色の鮮やかさと溢れ出すの表現にもう…痛い、痛いよ…! ■「ふざけるなあああああ!!誰を撃っている」でそいつらを打て、…うん…。ここのパパへのさり気無い最大の愛情が切ない。ストレートに「パパみたいな真っ直ぐな人間が幸せに暮らせる世界の為に」、と言ってるわけで…うう…!!でもまっつんもまっつんで複雑だよなあ…月たんよりパパとの付き合いのほうが長いし、そして何より月たんがどういうつもりでもパパは死んでしまったという厳然たる事実があるから…。 ■そしてそのどうしようもないすれ違い…でもそのどうしようもなさ、みたいなのを例えば、月たんの掠れた声での本音だとか、まっつんの溢れた涙の効果だとかで醸し出したアニメは凄い。なんだか無理解、拒絶故と言うよりは、反発、やりきれない爆発みたいな切ない屈折の行為で描かれていた気がする…。 ■はなしてる途中も薄汚れた床に滴り落ちる赤、が…!!そしてうわあああああああああああああああああ…!!!!倒れこんだ先が水 溜 り…!!!跳ね上げた水しぶきといい、手やシャツや床を鮮やかに汚した赤といい…!物凄い痛々しい…!! ■そして…この水溜りなんでだろうと思ったら…次の場面で凍った…。 ■魅神視点からの月たんの映像ががっががが…!!!筋状に差し込む光、水溜りの中で血まみれになりながらその光の方向へ這いずって起き上がろうとする姿…力なく水の中へ倒れこみ、それでも身を起こそうとする後姿…!!!!!!こ、れ は…!!! ■絶望とか失望とか以前に物凄い哀しい光景…!!先程新世界の神だと言い切った月たんが、血と水に濡れ倒れてる… ■そして正直この弱々しく悲しすぎる光景に、魅神があの台詞を言うのかと、うわあああ…みたいな覚悟をしたんですよ…だって本当にこうして魅神から見る月たんは酷く可哀相で、言い換えればそんな哀れな存在に見えるんだもの…。 ■こいつらを殺せ…!!!と叫ぶ月たん。もう声が泣いている…!!うわああ、…!!…ミサ、高田…!と浮かべた二人の月の殉教者が美しくてちょう切ない…。 ■そして「誰か…っ、…一体どうすれば…」 と月たんが初めて 助 け てと言った…!!!!!うっ、うううー…!!!今まで全部自分で何とかしてきた月たんのそうした弱さ…。この場で、求めた助け… ■ 魅 神 ………!!!!! ■ああああああああああああ…!!!魅、魅神…!!!!!もうこの展開には心底驚愕。神の裁きを行う「ペン」で「心臓」をついて自殺…!!!!!うえああああああ!!!全てを失う場と設定された倉庫に救いを齎した、といったけどこの倉庫の中の月えお救ったのは間違いなく魅神だよ…!!!!弱々しい神に怒るのではなく、哀しんだ。失望して自殺したのか、絶望の余り殉教したのか、多分明確にどちらと決められることではないとは思うけど、どちらにせよ魅神は月たんを否定する言葉を持たなかった。そして、助けを求めた月たんに、応えた。……魅神はこの瞬間、この自らの手で命を絶った瞬間、月たんに全てを捧げた…。う、ううううううわあああああ(最早涙が止まらない) ■ここのまっつんの無感動な目は、凄く象徴的…。(X)キラである魅神の死を何処か冷たく眺めながら、先程自分が殺そうとしたキラの月を、慌てて心配する。これって結局まっつんはキラを否定したけど、月たんを否定しきれなかったんだよなあ…。キラは悪で、そんな月たんは最低だけど、夜神月というキラたる人間を憎めない、否定できないというか。 ■だから「こいつ」「キラ」ではなく次の瞬間「月くん」と呼んでくれたのが凄く嬉しかった…。 ■ここで最大のサプライズ…月たんが倉庫の外へ…!!!!う、わあああああ!!!!何しろYB倉庫=月たんの最期・敗北という逃れられない破局というイメージだけがやたらと強固だったので、この倉庫を出れたのは本当に吃驚…!!!そしてそれは魅神が月たんを「助けた」結果なんだよなあ…。魅神の行動で月たんは倉庫から外へと出れた。もうこの一事だけで魅神は十二分に月たんを救ってる。月たんが魅神にとっての救済してくれる神としての存在であり続けたように、魅神も月たんを救った。 ■よろけ出て行った月たんを追おうとする日本捜査本部勢を止めるニアたん。放っておいても直に止まる…ここが一人にさせろ、といったアレなのか、どうせ最後だからという類のものなのか…意外と分らないけれど… ■しかしここの相沢氏の反応は今までの全ての汚名返上どころの話じゃないよ…!格好よすぎる…!それにはっきりと同意した日本捜査勢が本当によかった…!月たんに救いが…!最後の最後くらい今まで共に過ごした月たんに思いをかけて欲しいと思っていたのがこういう形で叶うとは…本当よかった。最高だ…!!!! ■「君の指図は受けない」 ■……!…分りました、お任せします ■夕焼けの道を走る月たん…。満身創痍でよろめき、痛々しく微かに漏らす声が…!!!っ…!!! ■そして…走ってるときの表情が…!!!!ひ…うわああ…!!!!!なにこの泣き出しそうな切なさに満ち溢れた顔…!!!夕日に照らされて、血にぬれて、そして泣きそうで…本当綺麗だよ切ないよ哀しい…!!!!!!躓きかける度に痛みを堪えるようにしてまた走り出す顔も、本当切ない…!!!!!ここの只管美しい…。もう涙で前が見えません本当。 ■そして月たんの回想…すべて、デスノートを手に入れる前の”退屈”で”腐った”世界… ■擦れ違った昔の自分、それでも目で追いつつも止められない。若しくは戻れない……―あの頃目指していたものと何が擦れ違ってしまったのか、というより擦れ違ったのか、どう、なのか… ■ここの演出は本当凄い。月たんの全てだよな… ■そして日が沈み、朱から赤紫へと落ちた空にリュー君… 「お互いの退屈しのぎにはなっただろう?」 って…!!なにこのリュー君!!!滅茶苦茶愛に満ち溢れてる…!!!!「死神とその人間との間に出来る掟だ」とか言っちゃって…「月たんの為に」殺したんだね…!ここの改変は凄く救われた…なんだかんだ月たんはリュー君が大好きだからな…リュー君には無条件での信頼があったというか。だからこそこうしてリュー君から月に応えてくれるのは嬉しい限り、この最期を許容できることは本当嬉しい…。 ■夜 神 月 ■ミサミサ…!!!!!なんだこれ…!やっぱりミサミサってどこまでも月の殉教者なんだよね…!!!なんというか本質的に。…ビルの上から、その瞬間何を思ったのか分らないけれど、ただひたすらに無償の愛を注いでくれるミサは、やっぱり月たんにとっての聖母足りうる。 ■そして魅神…!!血潮の中横たわりながら、それでも差し込む光に照らされ静かに息絶えて…魅神自身、原作の時より救われていると思う。彼は裏切ることなく殉教を果たすことが出来た上、自らの神を救った。流された血がすべて彼と彼の神のためだけにあったことで、この倉庫がただ単なる処刑場ではなくなった・・・。 ■月たん…!!!!!差し込んでくる日の光に、身を預けて…ただその光の美しさに、穏やかにその瞬間を迎える。そして最後の最後、 竜 崎…!!!!! そしてゆっくり引き下ろされる瞳…穏やかに、だけれども少し下がった眉根が哀しげに顰められた静かな顔………な、なにこれなにこれ!ちょっと待って…!ここまで救われていいのか…!!!! ■この二人は二人とも結局最期にお互いの姿を抱えて逝ったんだなあ… ■この最期はもう、月たん抗えないよね…。救われてほしかった。だから本当に嬉しい。 ■しかし最後夜空の月でしめるのは卑 怯…!!!!おかげで涙が止まらなくなったじゃないか…!!!! 兎に角本当アニメ素晴らしかった…!スタッフ最高だ…! そして夏にまたスペシャルって、えええー?!?ほ、本当ですか…!!! <追記>まとめ やっぱり一番泣いたのは月たんが夕焼けの中走ってるあのシーンなわけですが…。 傷だらけで行く当てもなく、という状況が先ず壮絶すぎる。それでも一心に走ってた姿に涙で前が見えないよ…。あの昔の自分とすれ違ったのは本当色々深すぎる。戻れない過去、もしくはあの時あったかもしれない他の未来。それとも後悔はしていない、という方向かも。目で追ったけど、立ち止まりはしなかったし。回想の中に出てくる月は本当に退屈で死にそうな目をしていて、あの頃がよかったとは言わせない空気だしね…。でも確かにもしノートを拾わず、なんか別の形を取れてたら、もっと別の未来があったんだろうなあ。神として生きた月が好きだし、月だって後悔はしていないだろうけどその可能性を見せられると如何にもやるせないなあ…! でもなんだか正反対の方向へ歩いていったのはある意味象徴的…。あの退屈月たんが行きつく先は何処なのかと思うと背筋が凍る。 夕焼けの壮絶な美しさにどうしようもなく切なかった… ニアに敗北した瞬間晴れ渡った空→ある意味での終焉、演出の後だっただけに、この夕暮れ、日差しは何とも印象的過ぎる…。 でも「日が落ちて月が出た」というのはある意味原作以上に能弁な後日談のメタファーだった気がする。当たり前のことだけど日が落ちないと月は見えない。ニアとか捜査本部、というか世界にとってキラはどれ程神であろうと救いであろうと、やはり太陽足りえなかった。慈しみ(という形)ではなく罰と言う形で救いを齎していたわけだからなあ…。死して神となるキラ、をこんな形で描けることに感激。 照はアニメ改変の中で一番救われたんだろうな… 裏切るのではなく月を救済していった。そして照自身も「神の使徒」たる自分を保ったまま死ねたからなあ。 血を流して罪を贖う、というのは(原作で)月がもうやっていたけれど照のはやっぱり少し意味合いが異なってくる。月のそれが所謂聖書的な、神となるゆえの罪、というか犠牲的な行為だったのに対して、照の罪っていうのはそういう世界に対してではなくて月だけに対してなんだよなあ。その罪って言うのはまあ策上でのミスとかもあるけど、もっと根本的に助けになれなかった、というか。神を神たらしめるのはやはり信仰者ゆえだから、それに対しての贖いと言うか。 リュー君は本当優しかった…! 名前を書く前の間といい、声といい本当ある意味壮絶なリュー君ENDなんですがねこれ…!おまえ、月のこと好きだったんだな(c伊出)って感じですよ… とかその捜査本部勢。月を探してくれてよかった…。というかあの死した月を見つけたときどう思ったのか少し知りたいなあ…と思いつつ。どうしても死者以外に支えを見つけられなかった月は、やはりそうやって見れば一人で死んでしまったわけで、そこにどう思うのか知りたい。 あの原作の1年後の後日談は、内容は兎も角(出世はありえないだろうと思ってますg)少しは薄れてる頃だから、もっとリアルな感傷みたいのが見れたらよかったなあ…。 そして竜崎END。 あのENDについては語りつくせない気がしますが…兎に角原作終了後からずっと抱えていた「助けて欲しい」という漠然とした願望を余すことなく満たしたというか。やっぱりあの汚れて薄暗い倉庫の中たった一人で苦しんで死ぬ、という状況が堪らなかったんだよなあ…。いや原作はあの形でいいとおもうんですが、それでもあのYB倉庫=どうしようもない救いのなさみたいなイメージはどうしてもある。其処から出して、そして他でもないLが最期に、という二重の救済措置。ある意味原作あってこそのこのアニメENDなんだろうなあと思う。逆説説的だけどもし原作が最初から行だったら此処まで感動しなかっただろうしね…。 無理解と嘲りではなく、穏やかな悲しみの中逝けたことは何よりの救いだ…。 死に顔はやっぱり哀しげだったけど、苦しまなくて良かった。 照とリュークという”味方”との隔意を感じることもなく、孤独に絶望することもなかったという救いが確かに其処にはある。 自らの過去をかえりみた時間があっただけに、逆に悲しみは深いかもしれないけどそれでも良かったといいたい。 ハッピーエンドってなんだろう、とは色々思うんですが、こうしてゆっくりと瞳を閉じた月たんを穏やかに看取れたのは最大の救いだったんだろうな…。如何して、と如何にも理不尽だとかやるせないとかで正視できなかった月たんの死をこうして穏やかに見れてよかった…。 原作ありきでここまで救いを示せたアニメには本当に感謝の一言に尽きます。本当にアニメ有難う…! 戻 |